SING/シング シネマの世界<第719話>
アニメーション映画は、あまり見ない私ですが、この映画は、どうしても見たい作品でした。
理由は、主人公のコアラで倒産寸前の劇場主バスター・ムーンをマシュー・マコノヒー(1969~)、家事と25匹の子ブタ育てに追われる毎日ながら歌が、何より好きな母ブタのロジータをリース・ウィザースプーン(1676~)、ヤマアラシのパンク・ロック少女アッシュが、何とスカーレット・ヨハンソン(1984~)、ビッグマウスながら、世界最小のジャズシンガー ハツカネズミのマイクにセス・マクファーレン(1973~ 「テッド」の監督と声)、象の少女ミーナをトリー・ケリー(1992~ レナード・コーエン‘ハレルヤ’のカヴァーは、必聴の価値)、父親は、強盗団のボスでボス見習い中ながら歌手の夢が、捨てきれないゴリラの青年ジョニーにタロン・
ジェニングス監督自身も トカゲの老秘書ミス・クローリー(コアラの劇場主バスターに長年仕える)の声を担当、このトカゲの老秘書は、すること、なすこと ‘ドジばかり’ のやらかし屋ながら憎めないそのキャラクターが、映画の展開に重要な役回りを演出、ジェニングス監督の声優の才能もなかなかのものでした。
映画は、擬人化された愉快なキャラの動物たちが、演じるるコメディで全16曲の歌は、それぞれが、歌うシーンで歌うだけなのでミュージカルではありません。
歌(=シング)」の魅力で、映画を見る者のハートを高揚させ涙あふれる感動とノリノリのドライブ感を与えてくれるとは、予想外の驚きでした。
「シング」のタイトルは、映画の最後のシーンで、抜群の歌声を持ちながら緊張すると極度の上がり症のため声が出ず、何度も失敗したシャイな象の少女ミーナを励ますため、コアラの劇場主バスターが、ミーナに「歌い始めたら怖くなくなる、歌って(Sing)」とステージに送り出すセリフから来ています。
続編の「シング2」も決定しているとか、私は、今から楽しみにしています。