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心の時空

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もはや伝説の名女優 ケイト・ブランシェット(上) シネマの世界<第700話>

オーストラリアの名女優 ケイト・ブランシェット(1969~)は、現在48歳ながら希代の名女優どころか、もはや伝説の名女優と称して良いくらいの偉大な存在です。
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ケイト・ブランシェットの新作を見るたびに 「生きたレジェンド 女優ケイト・ブランシェット」 を拙ブログの「シネマの世界」で書こうと思い続けて、もうずいぶん月日が、経ちました。
a0212807_11295253.jpg私は、これまでケイト・ブランシェットが出演した映画は、20作くらい(もっとも多いかもしれませんが憶い出せない)見ていますが、彼女の出演した映画に凡作はなく、すべて優れた作品(傑作・秀作)なので一作ずつ、その感動をお伝えしたいくらいです。
ケイト・ブランシェットが、主演しアカデミー賞 最優秀主演女優賞を受賞した「ブルージャスミン」の監督ウディ・アレンは、彼女を評して「天才をぴょんぴょん飛び越えるくらい偉大だ」と絶賛しています。
ケイト・ブランシェットの演技者(女優)としての凄味は、出演した映画の役柄に変身すること、まるで演じる人物が、ケイト・ブランシェットに憑依したような(演技とは思えないような)演技をするところです。
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その役柄が、終わると精根尽き果て魂の抜け殻のようになるのか、いつももう女優を辞めようと思うのだとか、ケイト・ブランシェットの演技には、全身全霊を感じます。
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例えるなら、やはり希代の名優ダニエル=デイ・ルイスに匹敵する役への憑依です。
最新作の「ニュースの真相」(ジェームズ・ヴァンダービルト監督、2016年8月公開)では、アメリカCBSテレビの報a0212807_11472689.jpg道番組「60minutes」で活躍した実在の名女性プロデューサー メアリー・メイプスを演じ、当時のブッシュ大統領の軍歴詐称(ヴェトナム戦争従軍回避のための州軍兵役偽装)番組に執念を燃やして真のジャーナリスト(CBSはブッシュ政権に屈して彼女を追放)を好演していました。
2015年作品「キャロル」で演じた主人公キャロルの品格ある毅然とした深層心理(心の深淵)を的確に演じられる女優は、ケイト・ブランシェットのほかにないと思います。
2013年作品「ブルージャスミン」もまた前述のウディ・アレン監督の評のように、ケイト・ブランシェット以外は、考えられないキャロルでしたしジャスミンでした。
2011年ジョー・ライト監督(1972~ 2005年「プライドと偏見」で監督デビュー)作品の「ハンナ」(新星シアーシャ・a0212807_11503035.jpgローナン主演)では、遺伝子操作で生まれた少女ハンナの抹殺を謀る冷酷非道なCIA工作員マリッサという敵役をニヒルかつクールに演じていました。
鬼才デヴィッド・フィンチャー監督(1962~)の2008年作品「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」では、年を経る毎に若返っていくベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)の恋人デイジーを演じ年月とともに老いていくデイジーの膝のうえで赤ん坊になったベンジャミンが、死んで逝くのを看取る役を愛情深く演じていました。
a0212807_115345.jpg巨匠リドリー・スコット監督の2010年作品「ロビン・フッド」では、ラッセル・クロウ(1964~)演じるロビン・フッドと共にイングランドに侵攻するフランス軍と戦う貴族の未亡人マリアンを凛々しく演じています。
ケイト・ブランシェットの容姿端麗な美貌と品格は、凛として敵と戦う不屈のヒロインや毅然と自立した女性の役に似合い、どんな役柄でも適役にしてしまうところが、(ケイト・ブランシェットの)凄いところです。
トッド・ヘインズ監督の2007年作品「アイム・ノット・ゼア」でケイト・ブランシェットが、見せた‘ボブ・ディランぶり’は、ノーベル文学賞詩人ボブ・ディランも真っ青のボブ・ディランでした。
2007年には、インド出身のシェーカル・カプール監督が、撮った歴史スペキタクル映画「エリザベス ゴールデン・
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エイジ」に出演、前作の1998年作品「エリザベス」と併せ2作の初代エリザベス女王(エリザベスⅠ世 1533~1603)を演じました。 (上写真 : 左 ケイト・ブランシェットのボブ・ディランと右 ボブ・ディラン本人)
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期待に違わずケイト・ブランシェットの凛とした世界(七つの海)に君臨した女帝エリザベスⅠ世の毅然とした迫力のある演技は、見事でした。 (に続く)
by blues_rock | 2017-04-26 00:06 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)