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心の時空

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金継ぎ工芸会作品展2017に出品する古唐津「山盃」

私は、今年の 金継ぎ工芸会作品展 に古唐津「山盃」(梨子地銀青貝蒔絵こちら下段の浅葱梨子地銀 ならびに共継ぎと呼継ぎの山盃) 4点を根来塗の敷板(こちら の下段参照)に置いて出品することにいたしました。
金継ぎ工芸会作品展2017に出品する古唐津「山盃」_a0212807_124621.jpg
大木を輪切りにした素朴な木目のある置き台にも置き、どちらにしようかと迷いましたが、艶やかな梨子地銀拭漆(浅葱梨子地と青貝蒔絵)との相性を比べてみて根来塗の敷板にしました。
金継ぎ工芸会作品展2017に出品する古唐津「山盃」_a0212807_13171.jpg
拙ブログにお立ち寄りいただいた皆様方には、両方ご覧いただきたいと思います。
山盃は、安土桃山から江戸初期にかけて焼成された酒杯(盃・ぐい呑み)のルーツです。
金継ぎ工芸会作品展2017に出品する古唐津「山盃」_a0212807_135579.jpg当時、肥前(佐賀・長崎)に数多あった古唐津窯の陶工たちが、山盃を普段使う自家用の酒杯として焼成しました。
その素朴な作為のない味わいが、今でも山盃ファンの心を惹きつけています。
この初期伊万里の猪口は、ピルケース代わりに私が、食前食後、服薬しなければならない薬をまとめて入れて、愛用しているお気に入りの逸品です。

「金継ぎ工芸会作品展2017」の会期・会場などの詳細につきましては、こちら をご覧ください。
by blues_rock | 2017-04-14 00:14 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
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