土塊(つちくれ)ながら、陶器の魅力
今年の春、桜の季節、玄洋窯を訪ねて玄洋窯主人でロクロ名人の冨永陶工に、私の邪気を説明 ‥ しかし、呆れ果てた様子で、私の熱意(?)を理解していただくのが、なかなか難儀だったものの、秋も深まる頃、陶胎の破れ茶碗は、誕生しました。
ともあれ‥こんなはずじゃなかった!の連続ながら、陶土(つち)を弄りながら紐作り(手捻り)で、まだ見ぬわが傑作の妄想(本人はイメージ)に執り憑つかれています。 (付記 : 上段の2碗が、拙作 ‥ 「無釉還元焼成茶碗」 と 「粉引茶碗」)
上の作品(伊賀焼の花器)ならびに左とその下の作品は、私の友人および知人の紛れもない秀作陶器です。
大阪に住む友人が、伊賀で作陶(手捻り)した花入れで、伊賀特有の粗い陶土(つち)と野趣豊かな灰釉とのバランスが、すばらしい作品です。
左と下は、糸島半島で盆栽の植栽をされている方が、作陶された奔放でダイナミックな盆栽鉢です。
どれもさほど大きくない小振りな作品ながら盆栽鉢から放たれる火山のエネルギーのようなパワフルさに感動、何より若い女性の方の作品と知り二重の驚きです。
これらは、来年春に植栽される盆栽の鉢だとか、その時また拙ブログで、その盆栽をご紹介したいと思います。