ナイス・ガイズ シネマの世界<第754話>
映画の舞台は、1977年のロサンゼルス、自動車の排気ガスでロサンゼルスの空には、スモッグが、充満し大気の汚染は、深刻でした。
市民の環境破壊への抗議や排気ガス規制運動に対しアメリカの自動車産業=デトロイトの三大自動車会社は、司法省などの政府機関や政治家、闇組織を使って抗議デモを弾圧、反対運動を阻止していました。
ある日、13歳の娘をもつシングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)は、何でも力づくで解決する強引な示談屋ヒーリー(ラッセル・クロウ)と行
二人にとって簡単に終わるはずの仕事でしたが、少女の出演している1本のポルノ映画とそれに関わった関係
映画の舞台となる1977年と云えば、今から40年前のことながら、映画のラストで、日本製ハイブリッド車の登場(トヨタのプリウス誕生)を予見しているオチは、自己解決能力のないラストベルト(Rust Belt 錆びた工業地帯)のブルーカラー階層と彼らが選んだおバカな大統領へのアイロニーとしてブラック監督の演出は、痛烈で洒落ています。
(上写真 : シェーン・ブラック監督が、ライアン・ゴズリング、ラッセル・クロウと撮影の確認をしているところ)
ようやくハリウッドの次代を担う若手俳優が育ってきましたね。
ラッセル・クロウも元々シブいけども、いっそうシブくなって演技に磨きがかかってきたと思います。
今、レンタルDVD店に行くと、「ラ・ラ・ランド」がいっぱい並んでますね。
「ブレードランナー2049」も楽しみにしています。
そして、2011年の「ドライブ」で演じたクールなドライバーは、秀逸でした。
私も今年秋公開の「ブレードランナー2049」を大いに楽しみにしています。