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心の時空

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大皿 4枚

江戸中期から後期あたりの古伊万里「輪花青磁染付竹笹図大皿」(径27㌢×高さ5㌢)の縁に6箇所の欠けが、ありましたので形をきれいに整えて 本金で直し(金継ぎし)ました。
大皿 4枚_a0212807_2249790.jpg
大皿は、愛用されていたようで経年の使用による摺れ疵が、あります。
呉須釉による洒脱な竹笹の絵も見事です。
この(下写真)鉄釉で縁取りされ呉須で山水図の画かれた尺皿(大皿)も江戸後期の古伊万里と思います。
大皿 4枚_a0212807_22501745.jpg
四時の方角に2箇所、小さな欠け疵があり、錫と銅との合わせ直しで大皿全体の色調に合わせて修理しました。
次は、完品ながら手持ちの大皿2枚を掲載しました。
江戸後期の古伊万里輪花染付大皿で窓の仙人を配した呉須の山水図が、目を惹きます。
大皿 4枚_a0212807_22524695.jpg
これ(下写真)は、友人のアマチュア陶芸家が、焼成した伊賀陶板の大皿です。
蛙目(がいろめ)の土を陶板風な大皿に成形し、内側を箆(へら)でダイナミックに削り、大胆な箆目(へらめ)を残しています。
大皿 4枚_a0212807_22531818.jpg
伊賀の陶土(つち)と灰釉(かいゆう)による蒼碧(そうへき)の透明感が、相俟って何とも云えない好い雰囲気を醸し出しています。
by blues_rock | 2017-08-06 00:06 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
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