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心の時空

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ドニー・ダーコ  シネマの世界<第725話>

2001年のシュールなSFミステリー映画の傑作「ドニー・ダーコ」のプロットは、現在と未来の時間軸が、複雑に交差する摩訶不思議な映画です。
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‘精神情動障害’という心の病を抱える主人公の少年ドニー・ダーコは、彼の未来の象徴である‘銀色のウサギ’と出遭うことで自分の過去(つまり現在)を知り、そして自分の運命が、分かるという‥以下見てのお楽しみ、a0212807_1334362.jpgリチャード・ケリー監督(脚本も、1975~)は、カルト映画の名人と思います。
‘精神情動障害’を抱える 主人公のドニーを演じたのが、今や名優のジェイク・ギレンホール(1980~)で、撮影当時十代の終わりか二十歳くらいながら主人公を絶妙に演じ、インディペンデント系映画の新人俳優として一躍注目を浴びました。
a0212807_13345811.jpgドニーの姉エリザベスの役でジェイク・ギレンホールの姉で名女優 マギー・ギレンホール(1977~)が、出演いまや姉弟共にアメリカ映画を代表する俳優ながら、この映画のほかに 二人の共演(上写真)した作品は、なくギレンホール姉弟ファンにとって 貴重な映画でもあります。
a0212807_13394490.jpgドニーの国語教師カレンの役でドリュー・バリモア(1975~)が、出演し製作総指揮も担っています。
さらにドニーの主治医 精神科医 リリアン役で、なんとアメリカン・ニューシネマの代表的な名女優 キャサリン・ロス(1940~ 1967年の名作「卒業」、1970年の傑作「明日に向って撃て!」の主演女優)が登場、こa0212807_133607.jpgれも映画ファンとしては、うれいし限りです。
ドニーが、恋している女子高生 グレッチェンの役で、当時十代半ばの若手女優 ジェナ・マローン(1984~)も出演しています。
映画は、1988年、ヴァージニア州の小さな町 ミドルセックスが、舞台です。
a0212807_13521957.png17歳の高校生 ドニー・ダーコ(ジェイク・ギレンホール)は、両親と大学受験を控える姉 エリザベス(マギー・ギレンホール)、幼い妹の5人家族で暮らしていました。
ドニーは、頭脳明晰ながらも情動障害のあるティーン・エージャーで、精神科医リリアン(キャサリン・ロス)の心理カウンセリングを受けていました。
a0212807_13493387.jpg1988年10月2日の夜、ドニーは、自分を呼ぶ声に気づきベッドを抜け出し家の外に出るとフランクと名のる不気味な ‘銀色のウサギ’ が、彼を待っていました。
銀色のウサギは、彼に「あと28日6時間42分12秒」で世界が、終わるとドニーに告げました。
翌朝、近くのゴルフ場で目を覚ましたドニーが、自宅に帰ると、墜落した飛行機のエンジンが、ドニーの部屋をa0212807_146342.jpg直撃していました。
前夜もしドニーが、自室のベッドで寝ていたら即死していたはずでした。
銀色のウサギ フランクは、ドニーを「未来へ来い」と誘いました。
10月30日に行くとドニーの母親(メリー・マクドネル 1952~)と妹の乗るロスアンジェルス発ヴァージニア行の飛行機のエンジンが、故障し10月2日にタイムスリプしダーコ家に落ちていたのでした。
「あと28日6時間42分12秒」は、それまでに残された時間でした。
a0212807_1464849.jpgそれを知ったドニーは、10月2日の夜、‘銀色のウサギ’の呼ぶ声に耳を貸さず、ベッドの上で楽しそうに笑いながら飛行機のエンジンが、自分の上に落ちてくるのを待つのでした。
傑作(秀作・名作)映画三つの基本要素が、監督・脚本・俳優であることを教えてくれる映画です。  (上写真 : 撮影中のリチャード・ケリー監督)
あとは、映画を見る人のレベル ‥ いや、好みの問題です。
by blues_rock | 2017-07-15 00:05 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)