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心の時空

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ダーク・ブレイス  シネマの世界<第702話>

サスペンス・ミステリー映画好きの方にお勧めするのが、アメリカの美人の名女優 シャーリーズ・セロン(1975~) 主演の新作「ダーク・ブレイス」です。
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監督・脚本は、フランスのジル・パケ=ブランネール(1974~、2010年映画「サラの鍵」監督・脚本)、ダーク・ブレイスつまり人間の‘心の闇(冥闇)’を描いたサスペンス・ミステリー映画です。
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原作は、アメリカの女性推理作家ギリアン・フリン(1971~ 「ゴーン・ガール」も映画化)で28年前の1985年、カンザス州の田舎町で発生した一家惨殺事件(母親と長女・次女の3人が惨殺された事件)の目撃者として謎の多
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い事件真相の鍵をにぎる主人公の三女リビーをシャーリーズ・セロンが、好演、製作にも参加しています。 
事件当時、リビーは、8歳の少女ながら彼女の証言で犯人として逮捕されたのが、中学生の長男ベンでした。
ダーク・ブレイス  シネマの世界<第702話>_a0212807_10473763.jpg当時、15歳のリビーの兄ベンをタイ・シェリダン(1996~)、28年後の現在、獄中にいる成人したベンをコリー・ストール(1976~)が、内に秘めた心の闇を秀逸に演じています。
事件のあの夜、8歳の少女リビーは、何を目にしたのか? 15歳の少年、長男のベンは、本当に家族を殺したのか? 28年前の過去と現在が、絶妙にシンクロされながらそれぞれの「ダーク・プレイス(心の闇)」ダーク・ブレイス  シネマの世界<第702話>_a0212807_10522695.jpgと事件の真相に迫っていきます。
謎の多い殺人事件の真相解明を趣味とする‘殺人クラブ’会員の青年ライルをイギリスの俳優ニコラス・ホルト(1989~ 2016年新作映画「アウトバーン」主演)が、好演、この28年前の一家惨殺事件に執着しリビーのダーク・プレイス(心の闇)に入っていきます。
ダーク・ブレイス  シネマの世界<第702話>_a0212807_10554572.jpg映画のサスペンスとミステリーが、醸し出す緊張感は、少しずつ明かされていく事件の真相により張り詰めたままラストまで続きます。
悪魔崇拝のヘヴィメタル少年である15歳のベン、ベンの恋人ディオンドラを演じたクロエ・グレース・モレッツ(1997~)のふしだらな少女ぶりもなかなか似合っていました。
ダーク・ブレイス  シネマの世界<第702話>_a0212807_10561116.jpg金をたかり来るアルコール依存症の暴力男(元夫)から必死で家族を守る薄幸な母親パティ役のクリスティーナ・ヘンドリックス(1975~)の演技も秀逸です。
映画のダークな雰囲気を醸し出すため映像のトーンを落とし登場人物たちそれぞれの心の闇を上手く表現(撮影)したのが、イギリスの名撮影監督バリー・アクロイド(1954~、ケン・ローチ監督作品の多くを撮影)です。
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長男のベンが、真犯人なのか? 真犯人でないのならなぜ28年も服役し獄中にいるのか? 誰を庇(かば)っているのか? 真犯人は、誰なのか? 真相は、映画を見てのお楽しみにいたします。
by blues_rock | 2017-03-05 00:05 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
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