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心の時空

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a day in my life

金継ぎの極意 刻苧(こくそ)

刻苧(こくそ)は、古くから大切な陶器の欠損部分を補修する材料として使用されてきました。
補修され形状は、乾燥(凝固)するとノミでも削れないくらい強固に、元の姿同然に再生されます。 
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刻苧(こくそ)は、「続飯(そくい) 1 :地の粉 3 :刻苧綿 少々 :生漆 2 」の割合で良く練り合わせて作ります。
私は上新粉を続飯にしています。            (下写真 : 古唐津茶碗陶片を刻苧で成形する途中)
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この修復部分に様々な装飾(金・銀・錫を蒔く、蒔絵を施す、色漆仕上げなど)をして普段の生活で使用できるようにするのが、‘金継ぎ’です。   (下写真 : 古唐津 小峠窯茶碗 下地の出来上がり、概ね2か月の作業)
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私は、この刻苧(こくそ)という ‘金継ぎの極意’ (というか イロハ )を6年間もサボっていました。 
昨年、私は、‘私の刻苧(こくそ)元年’と自分に宣言し刻苧に専念、手持ちしている古唐津陶片で高台の有るも
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のを残らず復元しました。                   (上写真 : 古唐津蕨文四方皿 下地の出来上がり)  
さあて、どっさり溜まった刻苧再生陶器をどう金継ぎしようかと新たな悩みが、増えました。
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完成の暁には、拙ブログに掲載いたします。             (上写真 : 古唐津小皿 網文銅直し 完成)
by blues_rock | 2017-02-12 00:02 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
Commented by chanchun62 at 2017-02-10 11:24
実は私も刻苧綿や上新粉を持っていますが、欠損部分を形成する際に使用はしておりません。最初に習った材料が粉類と生漆だけだった為そのままにしておりましたが、刻苧綿を使うとかなり強度が出るものなんですね。ありがとうございます!
試してみます。
Commented by blues_rock at 2017-02-11 09:53
地の粉と上新粉を練り合わせ + 刻苧綿少々と生漆でカッチンカッチンになりますが、どうしても凸凹になりますので、切粉で埋め、錆漆で均して成形しています。
刻苧は、手間のいる工程ながら、作業中 ‘没我の境地’ になりますので、私は、いつの間にか刻苧ジャンキー(依存症)になりました。