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心の時空

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a day in my life

薄手刷毛目の井戸茶碗 銘「三日月」

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私は、窯疵(キズ)が、あったり歪んだり割れ欠けのある茶碗を見るとそこに金継ぎ(漆芸)したくなります。
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昨年秋、玄洋窯を訪ねたとき、部屋の隅に置かれた見込みの底(茶溜り)が、割れた窯疵のある薄手刷毛目のa0212807_3304087.jpg井戸茶碗に見惚れました。
私の金継ぎの病 膏肓に入る を良くご存じの玄洋窯主人冨永さんに物欲しげな私の気持ちが、伝わったのか、その井戸茶碗を黙って私に渡されました。
茶溜りの窯疵は、高台内に抜ける 3㌢くらいの亀裂で疵に錆漆を入れ呂漆できれいに整え、表の茶溜りを金、裏に銀を蒔きました。
薄く白釉の掛かったグレイの色調と金が、美しく調和し、薄暮の空にある三日月のような趣なので銘を「三日月」にしました。
by blues_rock | 2017-01-19 00:09 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)