ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

梨子地漆陶片と拭き漆焼杉盆

くっきりと目跡のある古唐津 陶片は、物原(ものはら)から発掘されたそのままでも野趣豊かで風情あるものですが、この三つの陶片は、側縁部にそれぞれ青貝・銅(ブロンズ)・銀を蒔いて梨子地漆で仕上げました。
a0212807_1251577.jpg
三つとも高台のある陶片なので、刻苧(こくそ)で器を形成し茶碗なり皿なりにすることもできますが、底の部分だけ残す高台なので刻苧元年の私にはムリと判断し梨子地漆による青貝・銅(ブロンズ)・銀直しにしました。
a0212807_1253239.jpg小皿代わりの薬味入れか干菓子皿にするのも面白いかもしれません。
ユーズドショップで見つけた焼き杉盆で初‘拭き漆’に挑戦しました。
拭き漆のコツは、生漆を沁み込ませた綿布でとにかく何度も拭くこと‥初心者なので結果オーライながら“トライして初めて気付くこと、分かること”数多く、反省点は、最初にペーパー砥ぎ(120番・240番・800番)しなかったこと、サビ漆で目止めしなかったことです。
とくに材質の柔らかい杉なので、やはりこの二つは、丁寧に下地作りをしておくべきでした。   (下写真 : 拭漆焼杉盆と黒薩摩筒茶碗
a0212807_125451100.jpg
もう少し漆の艶(光沢)が、欲しいところながら漆の乾き具合(漆が完全に乾くのは半年から一年後)を見ながら気長にトライしたいと思います。
by blues_rock | 2016-05-21 00:01 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
Commented by 松尾真優美 at 2016-05-21 13:37 x
拭き漆は皆さんの作品を見て、やってみたいなと思った作業の一つです。頭を使うより反復作業を黙々とするのが性格に向いてるようなので是非トライしたいのですが、やってみたい「木」が無いのがあと一歩進まないところです。いつも意欲的な古賀さんに頭が下がります。
Commented by blues_rock at 2016-05-22 10:13
松尾さん=拭き漆、結構、いいかもしれません。
拭き漆は、黙々と、拭いて乾かし、拭いて乾かし‥の根気仕事なので刻苧を決して諦めなかった松尾さんに最適の漆芸かもしれませんね。
「漆で拭きたい」と思い見回すと案外まわりに材料は、あるものです。
拭くほどに漆の光沢が、美しい、ぜひ「拭き漆」に挑戦してください。
いま私は、ひょうたん形のお盆をせっせと拭いています。