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心の時空

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スウェーデンの名女優 レナ・オリン  シネマの世界<第568話>

a0212807_1302931.jpg今夜は、私贔屓(ひいき)の名女優 レナ・オリン(1955~)が、出演した映画のうち、私の見た作品を通して女優レナ・オリンの魅力を語りたいと思います。
レナ・オリンは、スウェーデン出身で名匠ベルイマン監督作品に端役で出演するところから女優としてのキャリアを積み、1988年「存在の耐えられない軽さ」で、世界的に知名度a0212807_1361394.pngが、高まりました。
ダニエル・デイ・ルイス演じる主人公トマシュの無二の親友で愛人でもある画家サビーナ(上写真)をレナ・オリンは、性にも愛にも囚われない自由な女性として実に魅力的に演じており、映画を見た当時の私は、レナ・オリン演じるサビーナこそ私のファムファタルに思えました。
1993年、ハンガリーのピーター・メダック監督(1937~)作品「蜘蛛女」では、レナ・オリンが、冷血なマフィアの女a0212807_1371842.png殺し屋を刑事仲間からロミオと呼ばれている悪徳刑事役のゲイリー・オールドマンを相手に凄まじくも妖艶に演じています。
「蜘蛛女」の原題「Romeo Is Bleeding(ロミオは血を流している)」のとおり血も涙もないレナ・オリンの冷血な女殺し屋ぶりは、たとえマフィアのボスでさえ悪徳刑事ロミオに生き埋めにさせるシーン、死を偽装a0212807_1395747.jpgするため射殺されたロミオの愛人の腕を切り落とし自分の腕とすり替えて焼き殺すシーンなどレナ・オリンの毒婦ぶりは、強烈でした。
1999年のロマン・ポランスキー監督(1933~)作品「ナインスゲート」では、ジョニー・デップ(1963~)と共演、レナ・オリンは、悪魔(ルシファー)崇拝カルト教団の教祖役で出演していました。
「ナインスゲート」は、「エンゼル・ハート」に似た悪魔崇拝、悪魔憑依のサスペンス・オカルト映画です。
a0212807_1403663.jpg2000年に夫のラッセ・ハルストレム監督(1946~)作品「ショコラ」に出演、今までの女優レナ・オリンと雰囲気の違う人間味のある役柄を演じるようになりました。
「ショコラ」では、「存在の耐えられない軽さ」で共演した女優ジュリエット・ビノシュ(1964~)と好いコラボレーション演技を披露しています。
「ショコラ」からレナ・オリンは、ハルストレム監督作品の脇役として多く出演するようになり、妖艶で凄みのある女優a0212807_142376.jpgから人間的な深みのある名女優に演技の幅が、大きく広がりました。
2003年、マシュー・ライアン・ホーグ監督(1974~)作品の「16歳の合衆国」にレナ・オリンは、ライアン・ゴズリング(1980~)が、演じた恋人の弟で知能障害児の少年を殺した16歳の少年リーランドの母親役で出演しています。
レナ・オリンが、演じる母親は、どんな存在であったのか記憶になく、人気作家の父親で少年院に服役しているa0212807_144256.jpg殺人犯の息子の心配より彼の犯した殺人事件に関心をもち新作のネタにするため面会する(=取材する)非情な父親役のケヴィン・スペイシー(1959~)が、印象に残りました。
2005年のラッセ・ハルストレム監督作品「カサノバ」でレナ・オリンが、演じたのは、ヒース・レジャー(1979~2008)演じるカサノバのファム・ファタル、フランチェスカの母親アンドレアの役です。
フランチェスカを演じたのは、シエナ・ミラー(1981~)、カサノバに恋をする美少女ヴィクトリアを演じたのが、この映画でデビューしたナタリー・ドーマー(1982~)でした。
a0212807_145829.jpg2008年、イギリスのスティーブン・ダルドリー監督(1961~)作品「愛を読むひと」でレナ・オリンが、演じたのは、ナチスドイツのホロコーストで生き残った女性の老後と若い頃の二役でした。
ナチスドイツの迫害による艱難辛苦の人生を生き抜いてきた老女役をレナ・オリンは、渋く抑えて演じています。
2013年、デンマークのビレ・アウグスト監督(1948~)作品「リスボンに誘われて」では、スペイン内戦の女性レジスタンスであった老いたエステファニアa0212807_1454992.jpg演じるレナ・オリンが、当時愛し合っていた貴族階級出身の医師でレジスタンス活動家アマデウの過去をジェレミー・アイアンズ(1948~)演じる主人公のライムントに静かに語る演技も凛として魅力的でした。
エステファニアの若い頃をメラニー・ロラン(1983~)が、瑞々しく演じています。
by blues_rock | 2016-03-09 00:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)