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心の時空

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a day in my life

備 前

古備前の擂り鉢(径25㌢)で江戸期に焼成されたものと推察します。
ゆったりと挽かれた轆轤(ろくろ)跡と胴まわりの緋色に惹かれます。
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擂り鉢は、よく使い込まれながら無疵で、見込みのさらっとした緋襷(ひだすき)に風情を感じます。
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下の擂り鉢は、上の擂り鉢よりひと回り大きく、無骨な尺物の大擂り鉢(径35㌢)ながらザクッと挽かれた轆轤(ろくろ)跡と粗い陶土(つち)の石ハゼが、魅力で「これ、備前かなぁ?」という疑問も残ります。
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日常生活で長年使われ、擂り小木で擦り込まれた見込みが、素朴です。
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古備前(長け21㌢)の徳利で、頸から肩さらに胴の膨らみから腰に流れるラインさらに桟切り(さんぎり)の景色とタテに入った緋色が、小宇宙のようで‘ギャラクシー(銀河)’と名付けました。
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下の酒器セットは、誰が見ても備前と分かる‘蹲る’のような徳利(長け12㌢)とぐい飲み(径7㌢)です。
でっぷりとした徳利の肩にかかる胡麻、胴の牡丹餅文様と緋色の景色は、連れのぐい飲みとの相性も良く
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厭味がなくて、どこかのんびりしています。
備前のぐい呑みは、冷酒を飲むのにぴったり、これで大吟醸をアペリティフに一杯だけ飲むようにしています。
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備前の花器(長け18㌢)です。
口縁から頸へのすぼみと肩の櫛文さらに全体にかかった胡麻と胴から腰さらに底まで流れる釉は、滝のようで
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野趣豊かです。
写真には、写っていませんが、向こう側口縁と腰にあるヒビ割れをベンガラ色漆継ぎしています。
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備前に雲助(うんすけ)が、あるのかどうか私には、分からりませんが、ちょっと見、備前のような雲助(長け34㌢)で、口縁に小さな窯疵が、あるものの胡麻のかかった端正な形は魅力的です。
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(付録) いつの時代の古越前耳付壺(長け33㌢)か、私には分かりませんが、焼き締められた壺の石ハゼと口縁部にある小さな窯疵(かまきず)は、素朴です。
by blues_rock | 2016-02-18 00:08 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(2)
Commented by 松尾真優美 at 2016-02-19 23:15 x
これ、古賀さんが持ってるんですか?すり鉢、良いですね〜〜♪他のも好きです(^^)焼き〆は人間の手と土と炎がひとつになるのが素敵です。
Commented by blues_rock at 2016-02-20 01:44
画像に写っていませんが、花器は、向こう側の口縁と腰に落として割れた疵があります。
ベンガラ漆で繕っていますが、そのうち銅(ブロンズ)継ぎしようと思っています。
ほかは、窯疵以外無疵なので、割って金継ぎしようと思案中‥なんてジョークです。