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心の時空

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特捜部Q 檻の中の女  シネマの世界<第511話>

a0212807_2333516.jpgデンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスン(1950~)が、2007年から「特捜部Q」シリーズ(5作品)として発表している第1回作品「檻の中の女」をスウェーデン映画「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」の脚本を書いたデンマークの脚本家ニコライ・アーセル(1972~ 「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」の監督・脚本)の脚本で、同じくデンマークのミケル・ノルガード監督(1974~)が、撮ったスリラー・ミステリー映画です。
ニコライ・アーセルの脚本は、「特捜部Q 檻の中の女」でのミステリーも謎解き一辺倒ではなく「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」と同様スリラーとサスペンスの要素が、加わった緊張感のある2015年公開の新作映画です。
主人公のカール(ニコライ・リー・カース 1973~ 2002年「しあわせな孤独」、2004年「ある愛の風景」とスザンネ・a0212807_23321019.jpgビア監督作品に出演)は、デンマーク警察殺人課のベテラン刑事でした。
彼の強引な捜査は、踏み込んだ家で待ち伏せた犯人との銃撃により同僚の刑事1人が死亡、もう1人の刑事は、半身不随の重傷を負い、カール刑事本人も頭に大きな怪我しました。
警察は、カールの頑固な捜査方法のミスと判断、彼を警察署地下の‘特捜部Q’と呼ばれる謎の事件や未解決a0212807_23345525.jpg事件のファイルを保管した部署へ左遷、再捜査が、必要な事件資料の整理(チェック)を命じました。
アシスタントとして配属されたレバノン移民でアラブ人アサッド(ファレス・ファレス 1973~ 「チャイルド44 森に消えた子供たち」に出演)が、ヤル気のないカールに差し出したのは、フェリーから失踪した女性議員ミレーデ(ソニア・リクター 1974~ 200年「しあわせな孤独」出演)の投身自殺と見做された解決済み扱いのファィルでした。
a0212807_23432646.jpgカールとアサッドは、女性議員ミレーデが、失踪当日、精神障害の弟とフェリーに乗船、その弟と車をフェリーに残し海へ投身自殺することは、ありえないと直感的に疑問に思いました。
カールは、アサッドが、止めるのも聞かず上司に無断で捜査権限のない再調査を開始しました。
カールの懲罰を心配するアサッドの忠告に一切耳を貸さない頑固一徹のカールの勝手な捜査は、警察内部でa0212807_23442124.jpg問題となり、カールとアサッドは、停職処分となり警察官証を取り上げられてしまいました。
それでも自殺と片づけられた事件の被害者ミレーデが、辿ったところを1件ずつ丹念に調べて行きました。
やがて、フェリーから海へ投身自殺と思われていた女性議員ミレーデは、生きており虐待を受けながら監禁されている真相が、次第に明らかになって行きます。
a0212807_23454344.jpg映画は、停職中の頑固な刑事カールと分析能力の高いアサッド二人の捜査により、自殺と見做されたミレーデが、なぜ拉致され生きたまま加圧室に何年も虐待と拷問を受けながら監禁されたのかを次第に明らかにして行きます。
このスリラー・ミステリー映画「特捜部Q 檻の中の女」の舞台となるデンマークとスウェーデンの寒々とした風景が、余計見る者の気持ちをヒンヤリとさせてくれます。
スリラー・ミステリー・サスペンスが、好きな方にお薦めしたい映画の一つです。
by blues_rock | 2015-09-01 00:01 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)