日経新聞夕刊から 余談三話
まず、夕刊一面トップの「中国株式市場のバブル崩壊で大暴落した株式相場に慌てる中国共産党政府の狼狽ぶりと公費(税金)投入による株買い下支えでも止まらない個人投資家のパニック投げ売り(チキンレース)‥うんぬん」の記事についてツィートいたします。
中国のマクロ経済は、右肩下がりの不況にあるのに6月1か月で30%も暴騰した中国企業(大企業のほとんどが‘国営’)の株が突然暴落、慌てふためいた個人投資家とくに証券会社・銀行から借金して株を購入していた個人投資家の阿鼻叫喚は、投げ売り連鎖を起こしました。 (上写真:北京の特権階級住宅地 中南海、下写真:上海の高層高級マンション街)
中国は、所詮、国家経済を共産党中央政治局が牛耳り、どう世界に向け市場原理を標榜しようとも社会主義体制による資本主義経済ゴッコであることを露呈しました。
かく云う日銀のバズーカ資本主義に依存し切った借金地獄の日本国も中国のバブル崩壊、ギリシャのデフォルト(国家財政破綻)を嗤う資格などありません。
弛緩し切ったお札バラマキのゆるキャラ日銀バズーカ金融緩和策は、未曾有の巨額赤字タレ流し国債購入と偽りのデフレ対策である株式(投信)買支え、これは、アル中患者に好きなだけ酒を飲ませ、糖尿病患者に砂糖たっぷりのお菓子を無制限に与えるようなもの‥さて、どうするニッポンの納税・有権者です。
二つめのツィート記事は、社会面の「ジャポニカ学習帳の昆虫表紙の復刻、来月(8月)数量限定で発売」についてです。
私は、この記事を読んで思わず‘ホンマかいな? 冗談でしょ!? この人たちアタマ、ほんと大丈夫かな?’とクレーマー教師と親たちを嗤ってしまいました。
2012年、小学生向けのジャポニカ学習帳(ショウワノート 富山県高岡市)表紙の昆虫写真に対し‘教師と親たち’から「昆虫は気持ち悪いので変えて欲しい」とクレームが付き、ジャポニカ学習帳の表紙から昆虫が排除され、それ以来なんと3年ぶりの復刻だとか、日ごろから自然に親しんでいる子供なら昆虫を気持ち悪いと思うはずがありません。
この記事を読んで私が、一番気持ち悪かったのは、昆虫の表紙にクレーマーを付けた‘バカ教師とアホウな親たち’、この方たちの頭の中には、それこそ気持ちの悪いヘンな蟲が、たくさん棲んでいるのではないかと思いました。
三つめのツィートは、16面文化欄コラム「こころの玉手箱」(建築家 伊東豊雄 1941~ 旧京城生まれ)です。
伊東氏の父上は、戦前朝鮮半島の旧京城(現ソウル)で市井の朝鮮古陶磁(高麗・李朝)研究家・収集家だったそうです。 (下写真3枚:紙本墨画「遠浦帰帆図」 伝牧谿 モッケイ 重要文化財 京都国立博物館)
当時まだ誰も見向きもしなかった‘高麗・李朝時代の朝鮮雑器’を収集しながら朝鮮古陶を研究さらに朝鮮古窯の歴史も調べ、また貴重な資料となる古窯から出土した陶片の採取に努められたそうです。
このところ博多の骨董商の間では、中国人バイヤー相手に‘唐物骨董’の取引が、大盛況なのだとか、びっくり