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心の時空

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フィフス・エステート 世界から狙われた男  シネマの世界<第483話>

イギリスの若手名優ベネディクト・カンバーバッチ(1976~ 私は2006年映画「アメイジング・グレイス」を見て注目、2011年「裏切りのサーカス」出演、2014年「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」主演など)が、アメリカ政府始め世界中の政府を震撼させた内部告発サイト“ウィキリークス (WikiLeaks) ”の主宰者
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ジュリアン・アサンジ( 1971~ オーストラリア国籍ながら居住地不定)を熱演しています。
映画の撮影前にジュリアン・アサンジ本人から主演するベネディクト・カンバーバッチに「映画への出演を考え直してほしい。」と要請があったとのこと‥アサンジは、名優カンバーバッチが、自分そっくりになることを予感して
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いたのかもしれません。 (上写真:左 ジュリアン・アサンジ本人、右 主演のベネディクト・カンバーバッチ)
映画のタイトル「フィフス・エステート」(Fifth Estate 第五集団)とa0212807_4471684.pngは、内部告発サイト“ウィキリークス”・百科事典サイト“ウィキペディア”・検索エンジンサイト“グーグル”などインターネット・サイト界のこと、ちなみに「」(Fourth Estate 第四集団)は、言論・出版・放送メディアなどジャーナリズム界のことを意味しています。
「フィフス・エステート 世界から狙われた男」は、2013年映画ながら日本では、‘ビデオ・オン・デマンド(VOD 有料動画配信サービス)’で配信上映されただけ‥現在、世界で最も注目を浴びている「内部告発サイト“ウィキリークス”とその主宰者ジュリアン・アサンジ」の実態と実像に迫った鮮度の高い映画なのに劇場公開しないなんて、あーっ何ともったいないことをするわが国の配給会社と映画館でしょう。
劇場公開すれば、この映画プロット(内部告発サイト“ウィキリークス ”と主宰者ジュリアン・アサンジの実態と実像)とキャスト(主演イギリスの若手名優ベネディクト・カンバーバッチ、共演スペインの若手名優ダニエル・ブリュール 1978~、さらにドイツの若手名優モーリッツ・ブライプトロイ 1971~、アメリカの名女優ローラ・リニー 1964~など錚々たる顔ぶれ)ならヒットすること間違いありません。
監督のビル・コンドン(1955~ )は、脚本家出身(「シカゴ」の脚本担当)なので映画の見せ方が、なかなか上手く、アサンジは英雄なのか?それとも反逆者なのか?と映画を見る者に問いかけてきます。
ウィキリークスは、軍レベルの暗号化技術をもち、内部告発として手に入れたアメリカ政府ほか各国政府の最高a0212807_4483693.jpg機密文書をすべて未編集のまま全公開、中国政府が必死に検閲しても手に負えない盤石のネットワークを有する巨大組織であるかのように世界中の人びとから想われていました。
それは、ITの天才ジュリアン・アサンジが、インターネット・サイト上で、そう「見せかけていた」だけで当初は、相棒のダニエル(ダニエル・ブリュール)とサーバー1台だけの内部告発サイトでした。
ウィキリークス(ジュリアンとダニエル)が、密かに入手した内部告発情報(極秘データ)をそのままインターネット上に公開するや大騒ぎとなりました。
a0212807_4491845.jpg内部告発サイト、ウィキリークスへの賛否両論、同サイトへの激しい攻撃と強い支援(バックアップ・サポート)が、交錯しながらウィキリークスが、当初の目的を果たし機能し続けるには、政府や軍などにとって都合の悪い機密情報を内部告発する協力者の保護が、絶対の条件となります。
膨大な内部告発の機密情報が、集積するようになったウィキリークスは、そのデータを世界中に拡散した無数のサーバーで管理するようになりますが、データ分析に多大な時間を必要とするようになりました。
a0212807_4512023.jpgその膨大な告発情報(極秘データ)の分析と正否の精査に長い時間がかかり、即時公開できないことにイラ立つ主宰者ジュリアンは、「ウィキリークスのポリシーは、未編集のまま公開することだ。」と主張、一方「内部告発者の身に危険が及ぶ行為は、絶対避けるべきだ」と反論する盟友のダニエルと激しく対立するようになりました。
社会正義と反権力のために内部告発者の犠牲など当然と考えるカルト教団の教祖のように独善的になっていくウィキリークス主宰者にしてITの天才ジュリアン・アサンジをベネディクト・カンバーバッチが、本人と同期したかのように、そっくりに演じています。
by blues_rock | 2015-05-09 00:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)