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心の時空

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ベンガラ色漆継ぎ‥粉引ぐい呑み

玄洋窯元の冨永氏から修理(漆繕い)を依頼された‘粉引ぐい呑み’です。
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ロクロで形成したぐい呑みを素焼きせず、そのまま粉引釉をずぶがけして焼成した作品で、口縁部の釉薬剥離と内側にタテ2本、外側にタテ1本の短いヒビがありました。
a0212807_20161825.jpg焼成時の窯傷なのでそのまま粉引のぐい呑みとして使えますが、釉薬剥離の広がりを止めるためとタテのヒビ1本は、水の滲みが、懸念されるためサビ漆で補修しベンガラ色漆継ぎにしました。
玄洋窯を訪ねたとき、ヨコに1本のヒビ(窯傷)とタテに2本のニュウのある白い湯呑茶碗(もちろん非売品)が、目に入りました。
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手の収まりと意匠(カタチ)が、良いので無理を言って分けてもらいました。
ヨコヒビの深い箇所にサビ漆を、2本のニュウには、陶芸用カッターナイフで少し切り込みを入れ生正味漆を流し
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最後は、ベンガラ漆で仕上げました。
割れた「五弁輪花大鉢」の修理を依頼されました。
a0212807_204085.jpg割れた破片(パーツ)をまず生漆で継ぎ欠損しているところにパテとサビ漆を入れて復元、次に呂漆を塗り、乾燥と水砥ぎを繰り返しながら整え、最後に輪花大鉢の雰囲気を壊さないようベンガラ漆で仕上げました。




(参考記事)ベンガラ色漆継ぎ‥銘「粗相」ベンガラ色漆継ぎ‥伊羅保ぐい呑み
by blues_rock | 2015-05-04 00:04 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)