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心の時空

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a day in my life

英雄か悪党か‥コロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼラン(後編)

こうしてコロンブスは、アメリカという新大陸(彼はそこを‘インド’と思っていた)を支配、強奪した金・銀・真珠などの財宝と多数の奴隷(先住民)を連れ帰り国王に献上しました。(当然10%は、コロンブスの取り分です。)
歴史の真実は、コロンブスが、アメリカ大陸を最初に発見したわけではありません。
a0212807_17123279.jpgコロンブスが、新大陸アメリカを発見したというのは、ヨーロッパの歴史であって、当時すでにモンゴロイド系アジア人(後にインデイアンと総称される原住民)や海洋民族ポリネシア人の子孫が、すでに北アメリカ大陸に定住し生活していました。
さらにコロンブスの発見より実に500年も前、アイスランドに住むノルマンバイキングの子孫、レイフ・エリクソン(970~1020)が、グリーンランドを発見し、その対岸にあるアメリカ大陸(カナダのバフィン島のこと、ちなみにその南は、現ケベック州)にも足を延ばしていました。
a0212807_1728525.gifカナダの遺跡から当時航海に使用していたバイキングの木造船や住居用と推察される鉄釘などの鉄製品が、数多く発見されており、これこそ間違いない歴史上の真実(新発見の事実)と思います。
コロンブスより 9才若いポルトガル人のヴァスコ・ダ・ガマは、貿易風によりアフリカ最南端の喜望峰を経て東へ回るインド航路を発見、ポルトガルのインド洋支配に貢献しました。
ヴァスコ・ダ・ガマは、1498年インド大陸の西海岸に位置する良港ゴアをポルトガル王国のインド洋支配と貿易のa0212807_17472489.jpg拠点にしました。
日本の歴史では、1549年日本で初めてキリスト教を布教した宣教師として有名なフランシスコ・ザビエル(1506~1552 キリスト教カトリック・イエズス会創設メンバー)は、このゴアを拠点に、インド・日本・中国でキリスト教の布教をしています。(下図参照:中世日本の異文化交流)
ヴァスコ・ダ・ガマが、ゴア他いくつかインド大陸の良港をポルトガル領の貿易港(植民地)にしてから以来500年(正確には1974年までのなんと476年間)、インド洋でのポルトガルの国益(利権)に大いに貢献、インド大陸周辺諸国や香料諸島(インドネシアのモルッカ諸島)から胡椒・丁子・生姜など大量の香辛料を持ちかえり莫大な富を手にしました。
この功績によりヴァスコ・ダ・ガマは、ポルトガル国王から‘終身インド艦隊総司令官の地位’と‘伯爵の称号’を
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与えられました。
コロンブスに遅れること30年、ポルトガル人のマゼランの指揮したスペイン艦隊は、西回りで南アメリカ最南端(パタゴニア)の危険な海峡(現マゼラン海峡)から太平洋に出て、インドの香料諸島(現インドネシア)に向かうa0212807_175248100.gifという 3年に亘る世界一周大航海を成し遂げましたが、艦隊の総指揮官マゼランは、現在のフィリピン、セブ島で先住民との戦いで負傷、死亡しました。
コロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマ、マゼラン、三者三様の生涯ながら前人未到の偉業を成し遂げた英雄か、それとも地球的規模で押し込み強盗を働いた希代の悪党か‥私は、歴史を学ぶ後世の人たちの史観に委ねられていると思います。
by blues_rock | 2015-04-28 00:08 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)