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心の時空

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レクイエム 最後の銃弾  シネマの世界<第464話>

何気なく見た香港ノワールのポリスアクション映画「レクイエム 最後の銃弾」(2014年日本公開、原題「掃毒」)は、目っけ物でした。
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映画のプロットと脚本に特段の凄さを感じるわけではありませんが、香港の監督ベニー・チャン(1969~ 共同脚本)の演出手腕に凄さを感じました。
映画は、ポリスストーリーで香港警察の麻薬捜査官マー(ラウ・チンワン1964~ ポスター右)、ソー(ルイス・クー a0212807_19503060.jpg1970~ポスター 左)、チョン(ニック・チョン 1967~ポスター 中央)三人が、主人公です。
マー・ソー・チョンの3人は、子供のころからの幼なじみで一緒に警察学校に入学しそろって香港警察の麻薬捜査官になった後も強い友情(絆)で結ばれていました。
麻薬捜査チームを率いるマーは、独身で仕事一筋の熱血漢、上級試験に合格したエリート警察官でした。
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ソーは、侵入捜査官になるため警察学校を中退、マーのもとで麻薬組織に侵入、密かに捜査をしているものの妊娠中の妻が、気がかりでなりません。
人の好いチョン捜査官もまたマーの部下で過酷な侵入捜査を続けるソーと上司マーとの対立を諌めながらソーa0212807_19533592.jpgをなだめる役目を担っていました。
香港の麻薬組織にヘロインを大量に密売するタイの大物麻薬王を追いつめながら内部の情報漏えいで逃がしてしまいました。
映画の前半は、マー・ソー・チョン3人の友情と絆、侵入捜査官ソーと妊娠中の妻(ヨランダ・ユアン)との確執に関わるシーンに少しだれますが、映画の中盤、舞台をタイに移してからベニー・チャン監督の本領発揮、麻薬王の傭兵隊との銃撃戦やカーチェイスは、ド迫力で、とくに麻薬王傭兵の操縦する2機の攻撃ヘリコプターが、タイ警察機動部隊と麻薬捜査チームを機銃掃射し壊滅a0212807_19543559.jpgさせるシーンのスゴイこと、ド迫力で必見の価値があります。
麻薬王の傭兵隊に追いつめられ絶体絶命のマー捜査官が、とっさに人質にした麻薬王の愛娘ミナ(タリーチャダー・ペッチャラット 1985~ 通称ノン・ポイ タイのニューハーフ俳優、びっくりする美人女優、下写真左の美女)と傭兵の捕虜となったソーとチョン2人の人質交換を麻薬王に迫るとソーかチョン2人のどちらか1人との交換なら応じる、1人選ぶようマーに冷酷に言い放ちました。
a0212807_19561666.jpgマーが、苦渋の選択をしてソーを選び、チョンを見捨てるとチャンは、銃で撃たれワニの群がる川に落ちて行きました。
それから5年が経ち、香港で新興麻薬密売グループとタイの麻薬王組織の間で新たな抗争が始まり、そこにマーとソーの前で死んだはずのチャンが、麻薬王組織の幹部として現われました。
タイの捜査失敗で解任され香港警察の窓際で書類整理の仕事をしているマー、警察に戻り麻薬捜査チームをa0212807_19565076.jpg率いるソー、二人の敵となって現われ復讐に燃えるチョン、三人三様、三つ巴の確執が、ラストに向けヒートアップしていきます。
最後のシークエンス、友情(絆)を取り戻した三人は、麻薬王率いる大勢の傭兵隊と凄まじい銃撃戦を展開、このシーンが、うけネライの演出見え見えで安っぽく、折角の香港ノワール映画も ‘画竜点睛を欠く’ 作品になりました‥もったいない。
by blues_rock | 2015-03-18 23:18 | 映画(シネマの世界) | Comments(2)
Commented by ダイハード at 2015-03-18 23:26 x
ふむむ★香港ノワール映画、意識して見たことはなかったですが、ご紹介の文を拝見するかぎりコノ映画、スゴそうですね迫力は!
がストーリーは陳腐なようで、ワタクシとしては「2対1」の取引を敵に拒まれ「1対1」の、つまり相手に譲歩した時点でアウト!先がほぼよめてしまい興ざめのパターン(苦笑)
管理人さまは監督の演出手腕のどのへんに感心されましたか?
Commented by blues_rock at 2015-03-19 00:08
そうですねえ‥、壮絶な銃撃シーン‥ですかねえ。
とくに2機の攻撃ヘリコプターが、上空を旋回しながら執拗に機銃掃射するシーンは、CG処理しているところもありますが、妙に感心しました。
ただし、ラストのしめっぽさとデスペラードのパクリのような銃撃戦には、感心しませんでした。
デパーテッドのように締めてもらいたかった‥というのが、私の希望でした。