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心の時空

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96時間  シネマの世界<第457話>

a0212807_23115076.jpgフランスの名監督リュック・ベッソン(1959~ ジャック・マイヨールを描いた名作「グランブルー」、ニューウェーブ・フレンチ・アクション映画の傑作「ニキータ」・「レオン」などを監督)が、製作・脚本を担当、監督にピエール・モレル(1964~ イギリスの俳優ジェイソン・ステイサムをスターダムに押し上げた2002年映画「トランスポーター」の撮影監督)を起用して撮った2008年のフランス映画「96時間」(原題 Taken)は、‘さすがリュック・ベッソン’と唸る問答無用ノンストップ・アクション映画です。
主演した北アイルランド出身の俳優リーアム・ニーソン(1952~ 1993年映画「シンドラーのリスト」や1996年映画「マイケル・コリンズ」などのシリアスな映画を主演、シリアスな演技を得意とする性格俳優の印象)は、50代半ばにして、それまでのシリアスな主人公の役柄から大転換、がらりと変わり異次元アクション俳優リーアム・ニーソンとして登場、その記念すべき作品が、この映画a0212807_23195673.jpg「96時間」です。
映画の筋立ては、‘リュック・ベッソン仕様’で多少荒っぽいもののベッソン監督アクション流儀の容赦ない格闘やド派手なカーチェイスを多用、それをスピーディーなカット割りで構成し一気に最後まで見せてくれます。
ラストのオチも私が、これまで見たベッソン作品と同様、弟子ピエール・モレル監督の映画ながらベッソン風味の父性愛でした。
a0212807_23202042.jpgリーアム・ニーソン演じるブライアン・ミルズは、元CIA工作員で現在では、第一戦を退き17才になる一人娘キムと会うのを人生の楽しみにしている普通の父親でした。
その娘キムが、旅行先のパリで一緒に行った友だちと何者かにホテルから拉致され連れ去られました。
a0212807_232118.jpgブライアンは、キムの携帯から届いた録音情報を元同僚のCIA情報解読専門家に分析依頼しました。
情報解読専門家は、誘拐犯の話す言語からアルバニア系の犯罪組織による犯行と断定、人身売買を目的とした誘拐でタイムリミット96時間、それ以内に救出しないと娘キムは、永遠に行方不明となるであろうと告げました。
a0212807_23214270.jpgここからは、映画を見ていただくに限ります。
愛娘を救出するためブライアンは、百戦錬磨の凄腕の元CIA工作員に戻り、人身売買の犯罪組織のアジトに単身乗り込み昔とった杵柄の戦闘スキルをフルに発揮、アジトを壊滅させました。
娘キムの友だちは、麻薬摂取過剰ですでに死んでいました。
a0212807_2322958.jpgそこには、キムの姿はなく、高級売春組織が、仕切る秘密のオークションに懸けられようとしていました。
怒り心頭のブライアンは、高級売春婦オークショク・クラブに侵入し手段を選ばず、組織の背後にいる黒幕たちに容赦のない鉄槌を下しました。
映画「96時間」は、監督を変えて続編の「96時間 リベンジ」さらに「96時間 レクイエム」と続きますが、この一作で良いでしょう。
by blues_rock | 2015-03-02 00:02 | 映画(シネマの世界) | Comments(3)
Commented by ダイハード at 2015-03-04 01:39 x
まさか、あのリーアム・ニーソンが走れるワケないだろう。あのカラダでアクションできるワケないぢゃん。
とかって1作目をみたあと(・・・まさか、これで終わるリュック・ベッソンぢゃあねえよな?)とかって、結局2作目も3作目もみてしまったワタクシは馬鹿馬鹿馬でした(笑)
スピード感はあったと思います。しかしながら、そもそもアクション映画の主役は何より「肉体言語」をもたねばなりませぬ。ストーリー展開も陳腐で、よくも斯様な企画がとおったものだと別の意味で感心したしだい。
Commented by blues_rock at 2015-03-04 21:11 x
マーティン・スコセッシ監督の2016年公開最新作「サイレンス(沈黙)」(原作 遠藤周作)で主人公のキリスト教を棄教したイエズス会宣教師役をリーアム・ニーソンが、演じるそうです。
ダニエル・デイ・ルイスの主演とばかり思っていましたが、リーアム・ニーソンとは‥日本人になり髷を結ったリーアム・ニーソンは、案外似合うかもしれません。
Commented by ダイハード at 2015-03-05 00:29 x
ほほぉ。遠藤「沈黙」を、スコセッシが映画化とは今からたのしみですね!
ワタクシは小学生のとき「将軍」なる、島田陽子が出てた米TVドラマを見て、外国人からみた日本人&日本文化のとらえかたに衝撃を受けたのでした。
以来せっせと日本史を題材/舞台の外国映画をみてきたのですが、最近はまぁ許せるくらいに日本文化を理解してきた(ラストサムライ、等)と思われるいっぽう、そのぶんだけ史的事実の差異がきわだって(太陽!)きたような気が(^^;)
ついでながら「女王陛下の007」がリメイク、年末に新作「スペクター」として公開予定だそうで・・・ダニエルクレイグ演じるボンドによって、ワタクシはあらためてこのシリーズの不可逆性に敬意をおぼえたワケですが(苦笑) 浜美枝や丹波哲郎が出演「二度死ぬ」の原作のほうはというと、コレがまたトンデモ日本史のオン・パレードなんですよ。たとえば京都の舞妓はんは烏賊のおばけで、玄洋社は島原の乱と梁山泊をゴッチャにしたような、長崎のヤクザになっております★トホホのホ。