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心の時空

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a day in my life

フリーランス・ジャーナリスト 池上彰

a0212807_23344747.jpg日本にも‘真っ当なジャーナリスト’がいたと私をうれしくさせてくれるのが、フリーランス・ジャーナリストの池上彰さん(1950~)です。
私が、池上彰さんを初めて知ったのは、NHK総合TVの子供向けニュース番組「週刊こどもニュース」(1994年~)のお父さん役で、その週一週間の主なニュースを子供に分かるよう話す役割でした。
今に思えば、ニュース(事件や話題)の重要なポイントやニュースの背景を分かりやすく解説(コメント)する“ジャーナリスト池上彰スタイル”は、この時すでに確立されていたように思います。
「週刊こどもニュース」は、その分かりやすい解説(コメント)から意外や意外、中高年以上の高齢者層にも人気がありました。
池上彰さんが、尊敬する人は、ポーランド生まれのユダヤ人女性社会改革家ローザ・ルクセンブルク(1871~1919暗殺、享年48才)だそうです。
ローザ・ルクセンブルクは、「自由とは常に思想を異にする者のための自由である」と言論の自由を主張し「両側から燃え尽きるロウソクでありたい」という言葉を残しています。
a0212807_2335887.gifちなみに、ローザ・ルクセンブルクは、ロシア革命当初から武力革命と指導者レーニンの主張する中央集権によるボリシェヴィキ(後のソ連共産党)を激しく批判、ボリシェヴィキは、新たな独裁を生むだろうと予言、69年後に終焉を迎えたソ連共産党一党独裁国家を予見しました。(中国共産党も‘時間の問題’ですね‥。)
池上彰さんの秀でたバランス感覚は、長年のジャーナリスト活動で培われた「公平(フェア)」というスタンスにあると思います。
そのためジャーナリストとして‘イヤな仕事は受けない’のだとか、メディア(マスコミ)が「国益」を言い始めたらオシマイという彼の話も頷けます。
池上彰さんの真骨頂は、生中継のインタビューにも顕われ、自らの意見を言わず生中継の最後5秒前くらいに首相や各省大臣・政治家に重要かつデリケートな核心に迫る質問をして相手に一言答えさせる技術にあります。
質問(インタビュー)への回答が、「はい」、「いいえ」でも「…(無言・ノーコメント)」でも良いのです。
カメラの映像は、相手の顔(の表情)をアップでとらえていますので、それを見ている視聴者が、相手の回答を本当か、ウソか‥何を思考しているか、各人自由に理解し想像すれば良いのです。 (下図:かって世界七つの海を支配したイギリス‘大英帝国’の三枚舌外交)
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昨年、池上彰さんは、朝日新聞(8月29日版)が、自分のコラム「新聞ななめ読み」の記事「朝日新聞は、慰安婦問題の捏造記事について謝罪すべきだ」の不掲載を通知してきたことに抗議し朝日新聞の姿勢を糾弾、これ以
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降同紙のコラム執筆を拒否しました。
朝日新聞は、これについて紙面で謝罪、池上彰さんのコラムを掲載しました。
a0212807_23364631.jpgところで、これまで多くの日本人は、‘石油危機’の時だけ関心をもった遠い世界の「アラブとイスラム」の問題が、私たちの身近な存在になってきました。
私は、時おり拙ブログで、たとえば、「映画‘シリアナ’にアラブ世界の今日を見る」(こちら)や「地政学的 シリア(前編・後編)」(こちら)などで「アラブとイスラム」のことについて触れてきました。
これまでいろいろな「アラブとイスラム」の歴史、複雑に絡み合う民族紛争とイスラム宗派の対立、国益のエゴが絡む地政学的リスクについてのコラムやサイト記事を読みましたが、池上彰さんの「池上彰が紐解く、アラブの今と未来」くらい分かりやすく明晰な記事は、他に見当たりませんのでご参考までに紹介いたします。
第1章 まずはアラブ世界とイスラム世界と中東の違いを整理しましょう
第2章 キリスト教は、言わばユダヤ教の改革版
第3章 イスラム教は、ユダヤ教とキリスト教の流れを汲む
第4章 イスラム世界のスンニ派とシーア派が対立する理由
第5章 中東問題とは?
第6章 イギリスの三枚舌外交がアラブ世界をごちゃごちゃにした
第7章 本当にFacebookがジャスミン革命を引き起こしたのか?
第8章 アラブ世界に広まる民主主義のジレンマ
by blues_rock | 2015-02-18 01:08 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)