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ゴーン・ガール  シネマの世界<第435話>

a0212807_21562740.jpgサイコスリラー映画を撮らせたら当代随一デヴィッド・フィンチャー監督(1962~)の最新作「ゴーン・ガール」が、公開中なので早速見て来ました。
デヴィッド・フィンチャー監督の映画は、大方見ていますが、中でも私の好みの映画は、フィンチャー監督独特のサイコスリラー色調が、表われた「セブン」(1995)、「ファイト・クラブ」(1999)、「ゾディアック」(2007)、「ドラゴン・タトゥーの女」(2011)で、どの作品も色調を抑えたダークな映像(見ているだけでゾクゾクする雰囲気)を特徴としています。
フィンチャー監督は、前作「ドラゴン・タトゥーの女」でルーニー・マーラ(1985~)演じるリスベットという‘猛毒注意’のレッテルが、似合いそうな明晰頭脳の女性を登場させ、今作の「ゴーン・ガール」には、ロザムンド・パイク
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(1972~ 上写真)にエイミーという高学歴(ハーバード大学卒業)のサイコパスな‘劇薬危険’ラベルが、似合う女を演じさせました。
a0212807_2202086.jpgフィンチャー監督は、「ゴーン・ガール」の原作者で女性推理作家ギリアン・フリン(1971~)に映画の脚本を書いてもらいました。
配役は、夫のニックをベン・アフレック(1972~)、妻のエイミーをロザムンド・パイク、エイミーを一途に愛する元恋人デジーにニール・パトリック・ハリス(1973~)、ベンの若い愛人アンディをエミリー・ラタイコウスキー(1991)、ベンの双子の妹マーゴをa0212807_2222488.jpgキャリー・クーン(1981~)、ベンの弁護士をタイラー・ペリー(1969~)が、演じています。
映画は、結婚5年目の妻エイミーが、失踪したところから始まり、見ている者は、次第にこの夫婦いったいどうなっているの?と思い始めます。
警察に通報した第一発見者の夫ニックは、刑事の取調べに妻エイミーの血液型や仲の良い友人、近所付合いなど妻の日常行動a0212807_22101399.jpgを知らない、妻の妊娠すら知らず、失踪当日や事件後に不審な行動をしていた、若い愛人の存在を隠していた‥など供述に曖昧な点やウソが目立ち始めニックが、第一容疑者になりました。
さらに、夫妻には、金銭的問題や家庭内暴力の状況証拠、妻エイミーが、銃を求めていた証言など証拠は、すべてニックに不利なものばかりでした。
a0212807_22131083.jpg美人妻の失踪事件、第一容疑者は夫、暴露された夫の若い愛人など地域住民を巻きこんだスキャンダル事件は、だんだん過熱しテレビの全国ネットに取りあげられ報道番組が、芸能ショーのようになりました。
ここから映画は、佳境に入り、兄ニックを信じる妹のマーゴ、妻の失踪事件を得意とする辣腕弁護士、エイミーの元恋人デジーを巻きこんでミステリアスな失踪事件が、一気にa0212807_2214180.jpg暗転、あっと驚く後半の展開に私は、息を凝らして見入りました。
フィンチャー監督は、イジワルだよね、夫婦の本質、結婚の実態、エゴ剥き出しの感情など次々に人間の暗部を暴きながら見ている者を胸くそ悪くさせて映画が、終わるのだから‥「ゴーン・ガール」は、サイコスリラー好きの方にお薦め作品、ぜひ映画館でご覧いただきたいと思います。
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(上写真:映画の冒頭とラスト‥‘劇薬危険’な女エイミー、映画を象徴するシーンです。)
by blues_rock | 2015-01-08 00:45 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)