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心の時空

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インターステラー  シネマの世界<第428話>

イギリス出身の映画監督ながら現在(いま)ハリウッドで超売れっ子となった新進気鋭の映画監督クリストファー・ノーラン(1970~)最新作、スペクタクルSF映画「インターステラー」(監督・製作・脚本)を見ました。
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脚本は、いつものように弟の脚本家ジョナサン・ノーラン(1976~)と共同執筆で撮影は、オランダの名撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマ(1971~ 「ザ・ファイター」・「裏切りのサーカス」・「her/世界でひとつの彼女」の撮影監督)が、担っています。
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「インターステラー」は、3時間に及ぶ(2時間49分)長尺映画ながらノーラン監督らしい作家性(難解な宇宙理論の映像化)と娯楽性(父と娘の家族愛)を兼ね備えたなかなか面白いSF超大作映画(製作費170億円)でした。
私の感想として敢えて気になった(画竜点睛を欠く)ところを二点挙げれば、一つは、映画の冒頭からクーパー
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(マシュー・マコノヒー 1969~)が、愛娘マーフ(少女時代マッケンジー・フォイ 2000~、成人ジェシカ・チャステイン 1977~、老年 エレン・バースティン 1932 ~)に「必ず戻ってくる」と言い残し、ブランド博士(マイケル・ケイン 1933~)の娘アメリア(アン・ハサウェイ 1982~)ほか、二人の宇宙飛行士と宇宙船エンデュアランスで、地球を
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出発するまで‥とうもろこし農家のクーパーが、なぜ宇宙飛行士となり宇宙に飛び立つのかまでが、すこし長いと思いました。
二つ目は、その何年も前、国家機密のミッションとして人類の生存可能な宇宙探査に飛び立ち、遠い宇宙の果
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てから発見信号を送り続ける天才科学者マン博士(マット・デイモン 1970~)をクーパーたちが、発見した時、未知の惑星で何年も超低温冬眠しているマン博士の毛髪が短く、超低温冬眠カプセルから出てすぐ自由に動ける(低体温と筋肉委縮の回復が早過ぎる)こと、余計なことながらマット・デイモン演じる天才科学者マン博士(映画
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の端役)の登場は、必要ないと思いました。
映画のプロットは、近未来のアメリカを舞台に地球温暖化の環境悪化と食糧難で絶滅の危機に瀕した人類が、生存のため最期の望みを託し、宇宙に新たな居住可能な惑星を探すためワームホール(時空から時空へ抜け
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るトンネル状の超空間~リンゴの虫喰い穴に由来する)を通って宇宙探査に出発したミッション一行と(クーパーたち4人の宇宙飛行士と2体のAIロボットCASEとTARS)地球で帰りを待つ家族の物語です。
ノーラン監督は、グリーン・スクリーン(CG)を使った映像を好まず、未知の惑星に下り探査するシーンは、アイス
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ランドの雪山で撮影、宇宙を航行するシーンや宇宙船内部の撮影には、大がかりなセットを組むなどアナログとローテクを駆使して撮影(IMAXカメラで撮影)、VFXで映像処理しリアリティと臨場感を表現しました。
「インターステラー」は、最新作ながらSF映画の名作、例えば「2001年宇宙の旅」・「惑星ソラリス」・「コンタクト」・
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ゼロ・グラビティ」に登場した宇宙へのノスタルジーを感じますが、今回初めてアインシュタインの一般相対性理論を重力理論物理学者キップ・ソーン博士(1940~ 映画の製作総指揮を担当)の指導により可視化、ブラックホールやワームホールさらに時空の歪みを映像で表現しました。
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映画のタイトル「インターステラー(Interstellar)」とは、“惑星間”という意味です。
SF映画の大作「インターステラー」は、いくつかのストーリーで構成されドラマチックに展開していきますので公式サイトのトレーナー(こちら)でチェックされ面白そうと感じられた方は、映画館の大型スクリーンで3時間ゆっくりお楽しみください。
by blues_rock | 2014-12-19 00:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(2)
Commented by j-machj at 2014-12-18 22:59
こんばんは。

これ観に行きたいと思っているのですが、3時間というのが、腰が痛くなりそうでひいてしまいます(笑)

そもそも、僕はクリストファー・ノーランの映画は大好きなんです。
マシュー・マコノヒーも見事に復活をはたしましたね。
今、ツタヤで借りてきた「ダラス・バイヤーズクラブ」が家にあります。
マッド・デイモンが脇役で出ているとは知りませんでした。
カメオ出演ですか?(笑)
Commented by blues_rock at 2014-12-19 01:02
マット・デイモンが、過密なスケジュールを調整してまで予告編にも登場しない端役の天才物理学者マン博士というキャラクターそれも好感度の低いキャラクターで出演したのには、何か理由(わけ)がある‥たとえば、どうしてもノーマン監督作品に参加したかったとか、そんなことだろうと推察します。
マット・デイモンとグリーングラス監督でジェィソン・ボーンシリーズの新作(2016年公開予定)を撮るのだとか、大いに期待し楽しみにしています。