ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

ビッグ・リボウスキ  シネマの世界<第427話>

コーエン兄弟(兄ジョエル1954~・弟イーサン1957~)監督の才気ほとばしるナンセンス・コメディの怪作映画「ビッグ・リボウスキ」は、今もなおカルト的なファンをもつユニークな映画です。
a0212807_10452751.jpg
コーエン兄弟は、1987年コメディ映画「赤ちゃん泥棒」(原題:Raising Arizona)」でメジャーデビュー、1991年作品「バートン・フィンク」が、カンヌ国際映画祭パルムドール、1996年作品「ファーゴ」は、アカデミー賞脚本賞、主演したフランシス・マクドーマンド(1957~ 兄ジョエル・コーエン夫人)が、アカデミー賞主演女優賞を受賞したこともa0212807_10491614.pngありコーエン兄弟監督は、一躍有名になりました。
さて、ナンセンス・コメディの「ビッグ・リボウスキ」は、1998年湾岸戦争下のロスアンゼルスを舞台に、同姓同名の大金持ちと間違えられ誘拐事件に巻き込まれたグウタラ不精男の奮戦を描いています。
一つ間違えば、ドタバタ喜劇と言えないこともない「ビッグ・リボウスキ」のコミカルなプロット‥同姓同名で大金持ちビッグ・リボウスキの若い妻バニー(元ポルノ女優)が、誘拐され身代金100万㌦の受渡し役を依頼されたグa0212807_10495290.jpgウタラ不精男デュード・リボウスキ(ジェフ・ブリッジス 1949~)のドタバタ大騒動劇、をコーエン兄弟監督は、ジャズの即興にも似たポップな演出で、個性的な俳優たちを怪演させました。
キャスティング(配役)が、実に見事でグウタラ不精男のデュード・リボウスキをジェフ・ブリッジス、デュードのボーリング仲間で気に入らないとすぐ銃を向ける短気な親友のウォルターにジョン・グッドマン(1952~)、同じくボーリング仲間でウォルターから怒鳴らa0212807_10523059.jpgれる気弱なドニーをスティーヴ・ブシェミ(1957~)、大金持ちビッグ・リボウスキの秘書ブラントにフィリップ・シーモア・ホフマン(こちら)、他にもピーター・ストーメア(1953~)、ジョン・タトゥーロ(1957~)、ジュリアン・ムーア(1960~)たちが、奇怪な人物を演じています。
映画は、二転三転しながら展開‥ウォルターは、妻バニーによる自作自演の狂言誘拐事件と決めつけデュードに身代金100万㌦の横取りを唆(そそのか)し、大金の入ったブリーフケースを車に積んだままトニーも誘いボーa0212807_1053318.jpgリング場で遊んでいました。
ボーリングを終えて車に向かうとデュードの車が、身代金ごと消えていました。
ビッグ・リボウスキの一人娘で前衛芸術家のモード・リボウスキとその怪しげなグループ、ドイツ訛りの英語をしゃべる誘拐犯たち、元ポルノ女優であったバニーを探し回る裏社会の男たちと奇怪な人物たちが、次々登場し身代金100万㌦のビッグ・リボウスキ新妻誘拐事件は、次第に複雑な展開となりサスペンス・コメディの様相を帯びて一気にエンディングに向かいます。
a0212807_10551075.jpgこの映画は、好きと嫌いとが、はっきり分かれ、評価も割れること請け合いなので、因って、あまり人にお薦めできない作品でもあります。
この「ビッグ・リボウスキ」をご覧になって「おもしろい!」と思った方は、同じナンセンス・コメディ映画「未来世紀ブラジル」も怪作なのでご覧になって損はしないと思います。
by blues_rock | 2014-12-15 00:05 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)