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グランド・ブダペスト・ホテル  シネマの世界<第425話>

a0212807_1914059.jpg2014年新作映画「グランド・ブダペスト・ホテル」の製作は、ドイツとイギリスの合作ながら、監督始め撮影、音楽ほか製作スタッフ、映画に出演した俳優の国籍が、アメリカ・イギリス・フランス・アイルランド4か国と多岐に亘っています。
アメリカの映画監督ウェス・アンダーソン(1969~)は、「グランド・ブダペスト・ホテル」の製作・監督・原案・脚本を一人で担い、仮想の国ズブロフカ共和国にある1930年代の名門グランド・ブダペスト・ホテルを舞台にして‘グランド・ホテル様式の群像劇’による演出手法で1930年代のホテルに出入りする多種多様な人間たちを粋に描きました。
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」は、1930年代と1960年代さらに現代(いま)と、この三つの時間軸を目まぐるしく往き来しながらホテル支配人(コンセルジュ)グスタヴ・H(イギリスの俳優 レイフ・ファインズ 1962~)を軸に様々な人間模様が、万華鏡のように
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展開していきます。
ホテル支配人グスタヴ・Hは、ある夜老女マダム・D(アメリカの女優 F・マーリー・エイブラハム 1939~)と一夜をa0212807_235044.jpg共にしました。
その直後、マダム・Dが、何者かに殺されてしまいました。
その彼女が、名画「リンゴを持つ少年」をグスタヴに贈ると遺産相続書に書き遺していたからさあ大変、マダム・Dの息子ドミトリー(アメリカの俳優 エイドリアン・ブロディ 1973~)は、グスタヴが、母を殺したに違いないと疑いました。
a0212807_23503989.jpgグスタヴは、ドミトリーに絵を奪われないようホテルのボーイとともにヨーロッパ大陸を東へ西へ逃亡しました。
グランド・ブダペスト・ホテルの滞在者は、煌びやかな大富豪、怪しげな人物、奇怪で不思議な旅行者、それにホテルの従業員など多士済々‥これに1930年代、1960年代、現代と時代が、カットバックしながら往き来しますのでしっかり見ていないと劇中の人物が、こんがらがって分からなくなります。
a0212807_20245536.jpg出演する俳優たちは、ただもうスゴイ!の一言、彼らの演じる役柄(相関関係)を説明するのは、少し複雑かつ難儀なので「グランド・ブダペスト・ホテル」公式サイト(こちら)にある「キャラクター紹介」をご覧いただきたいと思います。
出演している俳優陣の名前をざっと挙げても主演級の有名な俳優ばかり、アメリカの俳優では、ウィレム・デフォー(1955~)、ジェフ・ゴールドブラム(1952~)、ハーヴェイ・カイテル(1939~、)イギリスからジュード・ロウ(1972~)、ビル・マーレイ(1950~)、エドワード・ノートン(1969a0212807_20285892.jpg~)、オーウェン・ウィルソン(1968~)、ティルダ・スウィントン(1960~)、トム・ウィルキンソン(1948~)、フランスの俳優では、マチュー・アマルリック(1965~)、レア・セドゥ(1985~)など、アイルランドから若手女優シアーシャ・ローナン(1994~)と錚々たるメンバーです。
アンダーソン監督(製作・監督・原案・脚本)は、映画のプロットをミステリー×コメディ×サスペンスが、混在したa0212807_20295452.jpg自由自在な群像劇として‥名門グランド・ブダペスト・ホテルで織りなすユニークかつ多種多様な階層の人生ドラマを描いています。
「グランド・ブダペスト・ホテル」は、ベルリン国際映画祭で審査員特別賞を受賞しました。
音楽監督は、フランスの映画音楽作曲家アレクサンドル・デスプラ(1961~)、撮影をアメリカの撮影監督ロバート・デヴィッド・イェーマン(1951~)とアンダーソン監督の盤石な映画製作ネットワークが、強力に支えています。
by blues_rock | 2014-12-11 00:11 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)