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心の時空

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a day in my life

食の安心≠安全(続) 日本の台所‥BSEのいま

a0212807_19322389.jpg空からPM 2.5が、ワンサカ降って来るいまの時代‥私たちの不安は、原発の放射能対策も課題ながら大気を汚すPM 2.5の方が、むしろ緊急の身近な問題です。
私たちは、中国から飛来するPM2.5を憂慮しながら、快適な暮らし、便利な生活にどっぷり浸り、それによりジャンジャカ排出するCO2が、地球温暖化、住環境破壊の元凶ということを忘れています。
あっそうなん、だったら昔の不便な暮らしを辛抱し、寒さ暑さをガマンする生活は、もうできそうにないのでアキラメタ‥と死ぬ覚悟ならいざ知らず、これからという次の世代にとって人生そう簡単に諦め切れるものではないでa0212807_1933536.pngしょう。
今夜は、消費者にあまり知られていない、そして目に見えない(もう戻れないかも知れない)日本の台所について書こうと思います。
咽喉(のど)もと過ぎれば、熱さ忘れると言うものの、それでもあの大騒ぎはどこへ行ったのと言いたくなるのが、‘狂牛病’(BSE)で、まったくニュース(話題)にならなくなりました。
‘狂牛病’(BSE)は、18年前の1996年、イギリスでクロイツフェルト・ヤコブ病 (注:①異常プリオン・タンパク質により発症、アルツハイマー認知症の症状に酷似 ②潜伏期間が長く発症したら治療法なく致死 ③世界患者225人うちイギリス176人、日本1人)の原因が、BSE(牛海綿状脳症=狂牛病)に由来すると判明、感染の疑いのある370万頭の牛が、殺処分焼却されました。
a0212807_19561552.png2000年を境に世界のBSE発症牛は、激減しますが、発生国のイギリスは、2001年18万頭のBSE発症と感染牛100万頭を発表しました。
アメリカは、年間9千万頭の牛を飼育する肉牛ビジネス大国ですが、2001年になってアメリカ農務省が、しぶしぶBSE感染牛1頭(1/90,000,000)を発表しました。
大牧場(肉牛加工会社)と農務省が、肉牛業界をコントロールしているアメリカでは、‘狂牛病’(BSE)発表のパニックで肉牛ビジネスが、大損失を被ることから‘BSE?何それ?’と言った態度です。
a0212807_19571161.jpg日本のBSEパニックは、記憶に新しいことと思いますが、国民のBSE騒ぎに農水省は、輸入牛も含め国内で流通する肉牛の「全頭検査」を義務付けました。
これにクレームを付けたのが、アメリカ政府(農務省)です。
アメリカに日本向け輸出牛肉の「全頭検査」などあり得ないこと、全頭検査でBSEの安全確認を義務付ける日本側の要求を認めるはずはありませんでした。
アメリカのポチと揶揄(やゆ)された首相は、「私に任せてもらえれば、何とかします。」と阿吽(あうん)の呼吸で応え、熱しやすく冷めやすい日本の国民性を生かし、狂牛病(BSE)が、まだ解決されないのに、ホトボリの冷めた2013年(昨年)7月1日、約束通り「全頭検査」を撤廃しました。
a0212807_19575092.jpgBSE検査は、「生後48か月齢(4年)を超える牛に限る」と網目の粗い実効性のない法律に改定、事実上BSE検査を廃止しました。
狂牛病(BSE)の発生要因となる異常プリオン・タンパクは、本来草食動物である牛のエサに肉骨粉(屠殺された家畜の廃棄部位をパウダーにしたもの)を混ぜ給餌、牛の成長効率を高める濃厚配合飼料による‘共喰い’が、BSEの原因であると指摘する専門家もいます。
a0212807_1959951.jpg「食の安心≠安全」の実態は、他にもいろいろあり、考えていたらイヤになることばかりですが、私たち消費者は、自己防衛のため自分の食べる肉や魚、野菜や果実、加工食品の添加物・調味料などの由来を調べ、価格を良く見て、その理由を知り、他人(ひと)任せにせず自己の責任で食事をおいしく食べることが、「食品の安心と安全」という厄介な代物を解決する唯ひとつの道と私は思います。(こちらに続く)
by blues_rock | 2014-11-17 00:07 | 自然/農耕/食料 | Comments(0)