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心の時空

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a day in my life

マイ・マザー  シネマの世界<第398話>

カナダの天才映画監督グザヴィエ・ドラン(1989~)については、これまで何度か取りあげてご紹介してきましたが、この映画「マイ・マザー」(原題 I killed my mother 私はお母さんを殺した)は、2009年彼が、19才の時に映画監督デビューした記念すべき作品です。
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脚本を16才のとき書き、映画の製作と衣装も担当、同時に主人公の16才高校生ユベールを主演した「マイ・マザー」は、2013年に日本公開されました。
映画のプロットは、十代後半の若きグザヴィエ・ドラン監督自身そのもので、監督として自分を演出し俳優として
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主人公ユベールを演じるという正しく自作自演の映画です。(上写真:撮影を確認するグザヴィエ・ドラン監督)
グザヴィエ・ドラン監督の才能は、映像センスにも表われ、主人公16才の高校生ユベールが、現実と非現実の間を彷徨(さまよ)う幻想的なシークエンスでは、カラーと白黒の映像を融合させながら詩的に表現しています。
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成長するにつれ母親のすること、なすこと、一挙手一投足が、嫌いになっていく16才の高校生ユベール心の変容をシュールに描いています。
映画のストーリー自体に特別の意味はなく、この「マイ・マザー」(I killed my mother)は、グザヴィエ・ドランの自伝かもしれません。
by blues_rock | 2014-09-30 00:30 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)