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シド・アンド・ナンシー  シネマの世界<第396話>

a0212807_0333874.jpgいまやイギリスを代表する名優ゲイリー・オールドマン(1958~ 現在公開中の新作「猿の惑星:新世記(ライジング)」出演)が、28年前30才のとき長編映画に初出演した作品で、パンクロック・バンド、セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャス(1957~1979没、享年21才)を怪演、シド・ヴィシャス本人が出演しているような見事な演技です。
イギリス映画「シド・アンド・ナンシー」(1986)の監督・脚本は、カルト的な作品の多いアレックス・コックス(1954~)、撮影監督が、いまや名撮影監督として名を馳せるロジャー・ディーキンス(1949~)で、「シド・アンド・ナンシー」は、撮影監督デビュー2作目の作品です。
映画は、イギリスのパンクロック・バンド、セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャス(ゲイリー・オールドマン)とその恋人(ファムファタル=運命の女)アメリカ人女性ナンシー・スパンゲン(1958~1978没、享年20才 クロエ・ウェッブ1956~)の出遭いと麻薬中毒(重度のヘロイン依存症)死までの破滅的な恋を描いています。 (下写真:左がシド・ヴィシャス本人、右はゲイリー・オールドマンのシド・ヴィシャス)
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1978年元セックス・ピストルズのベーシスト、シド・ヴィシャスは、ニューヨークのチェルシーホテルで、恋人のナンシー・スパンゲンを刺殺した容疑で逮捕されました。
a0212807_0351981.jpg当時二人は、極めて深刻な麻薬中毒患者(ジャンキー)で、ホテルから通報を受けた警察が、現場に駆けつけナンシーのそばに横たわるシドを殺人容疑で逮捕したものの彼は、放心し意識朦朧としていました。
ナンシー刺殺の真相も不明なままシドは、証拠不十分で保釈されますが、その4か月後ナンシーの後を追うように麻薬の大量摂取で中毒死しました。
a0212807_0453784.jpg髪を短くカットしヘアー凝固剤で髪を立て、破れたジーンズを穿き上着にピンを刺したゲイリー・オールドマンのパンク・ファッションは、堂に入っています。
1970年代のセックス・ピストルズ人気は、ヴォーカリストのジョニー・ロットンが、叫ぶアナーキーでインモラル(反道徳的)な歌とシド・ヴィシャスの破壊的なパンク・パフォーマンス(ベース演奏はお世辞にも巧いとは言えずスピーカーに繋がっていなかったとか)にありました。
この「シド・アンド・ナンシー」は、長編映画デビューしたばかりのゲイリー・オールドマンの凄い演技力と美人でもないのにシドを振りまわすジコチュー女を熱演したクロエ・ウェッブ、この二人を見るための映画です。
(付記)「セックス・ピストルズ」については、こちらに関連記事を書いていますのでパンクロックに興味のある方は、ご覧ください。
by blues_rock | 2014-09-23 00:03 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)