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猿の惑星:新世紀(ライジング)  シネマの世界<第394話>

「猿の惑星」と云えば、1968年発表の名匠フランクリン・J・シャフナー監督(1920~1989)によるSF映画の古典的名作「猿の惑星」のラスト・シーン‥地球の核戦争で倒壊した自由の女神像が、上半身を海岸の砂から突き出している映像シーンのインパクトは、強烈でした。
a0212807_12481989.jpg初代「猿の惑星」の衝撃(プロットのすばらしさ)と映画の大ヒットで続編として1970年から毎年第4作まで製作されましたが、どれも陳腐で尻すぼみになりました。
初代「猿の惑星」から13年後の2001年、奇才ティム・バートン監督(1958~)が、満を持して撮った「PLANET OF THE APES/猿の惑星」は、バートン監督独特の意匠をふんだんに取り入れた、これはこれで面白い映画でした。
SF映画の傑作として「猿の惑星」のプロットは、捨てがたいのか、アメリカの実業家にして映画プロテューサー、ピーター・チャーニン(1951~)は、2011年公開映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」のオリジナル脚本をリック・ジャッファとアマンダ・シルヴァー夫妻(製作にも参加)、マーク・ボンバック(1971~ 製作総指揮参加)に依頼しました。
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「猿の惑星:創世記」のヒットで、その続編としてプロデュースも脚本も同じメンバーにより製作されたのが、現在公開中の2014年作品「猿の惑星:新世記(ライジング)」です。
監督には、名監督マット・リーヴス(1966~ 1995年「暴走特急」、2000年「裏切り者」こちら)、主演のエピス(類人a0212807_12562033.jpg猿)リーダー、シーザーを今回もイギリスの俳優アンディ・サーキス(1964~ 右写真「創世記」から)が、好演しています。
シーザーが、信じるただ一人の人類マルコム役をオーストラリアの俳優ジェイソン・クラーク(1969~)、廃墟に立てこもった人類のリーダー、ドレイファス役をイギリスの名優ゲイリー・オールドマン(1958)が、演じています。
映画は、猿と人類との深刻な対立を前に、戦争して共に崩壊するか、平和を求めて共存するか、だけの単純なストーリーですが、最大の見どころは、なんと言っても最新鋭の映像技術で撮影されたリアルな猿のメーキャップ映像でしょう。
初代「猿の惑星」の映像も当時、それはそれで驚きのメーキャップ技術でしたが、今の新作SF映画に使用されるa0212807_12583141.jpg最新鋭「SFX・VFX」映像技術の進歩には、驚くべきものがあります。
地球は、10年前に蔓延した猿インフルエンザの影響で人類のほとんどが死滅しました。
一方シーザーをリーダーとする新世代の猿たちは、人類から離れ山深い森の中で新たな文明とコミュニティ(秩序)を築いて平和に暮らしていました。
ある日、猿たちは、免疫力をつけ生き残った人類の一団と森の中で遭遇しました。
街の廃墟で生活する人類にとって命の綱である電力が、底を尽きようとしていました。
a0212807_1313413.jpg人類は、その昔、山奥のダムで水力発電していたことを憶い出し、利用しようと猿のコミュニティに侵入、激怒した猿たちと一触即発の危機を招きました。
猿対人類の全面戦争を回避したい共存主義のマルコムは、猿のリーダー、シーザーと接触、最初はお互い対立しながらも少しずつ信頼関係を築いきました。
その矢先、リーダーのシーザーが、サブ・リーダーのコバから狙撃されました。
a0212807_13558.jpg瀕死の重傷を負ったシーザーは、マルコムの家族から命を救われますが、そのころシーザーを襲撃したコバは、猿のコミュニティで、シーザーが人類から襲われ死んだと報告、人類との全面戦争を主張しました。
映画のラストで再び猿のリーダーとなったシーザーの苦悩に満ちた表情をズームアップ、彼の目を映して映画は、終わります。
マット・リーヴス監督は、この続編を2年後の2016年7月に一般公開すると発表しました。
by blues_rock | 2014-09-15 00:15 | 映画(シネマの世界) | Comments(2)
Commented by J_マッチ at 2014-09-15 00:50 x
もう観に行かれたのですか?
前作が期待していた以上に面白かったので、来週観に行こうと思っています。
先代の「猿の惑星」シリーズは、ツッコミどころが多かったように思えますが、前作はなかなか筋の通った脚本だったと思えます。
非常にワクワクさせるエンドロールも良かったですね。
Commented by blues_rock at 2014-09-15 07:18 x
コメント、ありがとうございます。
少しネタバレになったかも知れませんが、筋立てうんぬんよりより‘映像技術’のスゴイこと、SF映画のこれからが楽しみです。