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心の時空

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異才監督ハル・ハートリーの世界(前編)  シネマの世界<第372話>

カナダ映画の異才ハル・ハートリー(1959~)監督は、一人で監督・脚本・製作・音楽(ネッド・ライフル名で作曲)を行なう多才にして多能な監督です。
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1989年「アンビリーバブル・トゥルース」(日本公開 タイトル「ニューヨーク・ラブストーリー」 こちら)で長編デビューしてから現在まで、ハートリー監督のインディペンデント・スピリットは、衰えることなく、ワン&オンリーの個性あふれる秀作映画を発表しています。
a0212807_23125824.jpgハートリー監督の映画に登場する主人公たちは、男性も女性も皆似たようなタイプの人物が多く、性格は、繊細で他人(ひと)に接することが不器用、その一方で、妙に理屈っぽく意地を張るなど良く似ています。
ハートリー監督作品に出演する俳優たちは、常連組が多く(これはアキ・カウリスマキス監督と似ています)、出演する映画の人物設定と役柄は、当然違うものの、同じ俳優が、似たような性格の人物を演じるので‘続編のような’印象を受けることもあります。
a0212807_23171541.pngともあれ、映画に登場する人物たちは、皆“ハル・ハートリーの世界”にすむ住人なので、どのハートリー監督作品を見ても偏屈な主人公たちのもつ一風変わったヒューマンなキャラクターが、つくりだすユーモアとペーソスの融合した上質な映画の味わいは、病み付きになります。
今夜ご紹介する4本の作品(時系列順)は、映画好きの方にお薦めしたい秀作ばかりです。
まず、ハル・ハートリー監督が、1989年長編映画デビューした作品「アンビリーバブル・トゥルース」については、すでに掲載したとおりです。
a0212807_23231411.jpg1992年作品「シンプルメン」では、監督と脚本を担い、ハートリー作品の常連俳優ロバート・ジョン・バーク(1960~)が、主演しています。
ストーリーは、シンプルで親子三人(父と息子二人)の物語です。
父(マーティン・ドノヴァン 1957~)は、元大リーグ野球選手の名ショートとして人びとから称賛された英雄でした。
その後、社会改革の過激な活動となり国防総省(ペンタゴン)の爆破犯として逮捕され刑務所に収監されますが、a0212807_23245091.jpg脱走し逃亡しました。
長男のビル(ロバート・ジョン・バーク)は、どこかマヌケな犯罪者で強盗して稼いだ金を恋人に持ち逃げされてしまいました。
一方、次男のデニス(ビル・セイジ 1962~)は、マジメな学生で脱走した父親を探すことに一生懸命で、この兄弟を中心にストーリーが展開、父親の若い愛人エリナ役でエリナ・レーヴェンソン(1966~ 1994年「愛・アマチュア」出演)が、出演しています。(後編に続く)
by blues_rock | 2014-07-16 00:16 | 映画(シネマの世界) | Comments(3)
Commented at 2014-07-17 00:08
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2014-07-17 00:22
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by blues_rock at 2014-07-17 21:02
コメント、ありがとうございました。
一応回復したみたいですが、まだ微妙に違います。
ブログシステムのメンテミスならあまりにお粗末ですよね。