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ギルバート・グレイプ  シネマの世界<第362話>

「ギルバート・グレイプ」(原題 What's eating Gilbert Grape)は、スウェーデンの映画監督ラッセ・ハルストレム(1946~)が、撮った1993年の傑作映画です。
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撮影は、スウェーデンの撮影監督スヴェン・ニクヴィスト(1922~2006没 1988年「存在の耐えられない軽さ」の撮影監督 こちら)で、若い時から巨匠イングマール・ベルイマン監督(1918~2007)作品の撮影監督を務め、世界a0212807_2219719.jpg中の名監督が、スヴェン・ニクヴィストに撮影監督を依頼しました。
出演した俳優たちも今では有名俳優になりましたが、映画公開当時、主人公ギルバート・グレイプ役のジョニー・デップ(1963~)は30才、弟アーニー役のレオナルド・ディカプリオ(1974~)が19才、ギルバートの恋人ベッキーを演じたジュリエット・ルイス(1973~)は20才でした。
ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、ジュリエット・ルイス三人の若々しさとハルストレム監督の演出に応えた三者三様の演技は、すばらしく彼らの俳優人生における最高の演技と言えるでしょう。
とくに重度の知的障害をもつアーニー役レオナルド・ディカプリオの演技は、秀逸でディカプリオ出演作品の中で最高の演技と私は思います。
ギルバートに関係を迫るカーヴァー夫人役のメアリー・スティーンバージェン(1953~)、4人兄妹の母親で260㌔a0212807_22273061.jpgの超肥満体ゆえに家に引きこもる母ボニー役のダーレン・ケイツ(1947~)二人の存在も出色で印象に残りました。
「ギルバート・グレイプ」は、間違いなく映画史に残る傑作映画なので、ぜひ一度ご覧いただきたいと思いますが簡単に物語を紹介いたします。
ギルバート・グレイプは、自分が生またアメリカ中西部アイオワ州の小さな町で家族と一緒に住んでいました。
a0212807_22385583.jpg彼の家族は、重度の知的障害をもつ弟アーニー、父親の自殺から7年ショックで過食症となり肥満で身動きとれない母、二人の妹の4人でした。
ギルバートは、町の食料品店で働きながら家族の面倒を見ていました。
ある日、移動途中のトレーラー(大型キャンピングカー)一行の車一台がエンジンの故障でギルバートの町にしばらく滞在することになり、彼は、そのトレーナーで暮らす若い女性ベッキーと出遭いました。
a0212807_22393286.jpg貧しい暮らしの中でグレイプ家の家族が、お互いを思いやり、近隣の善良な友人たちとつつましく暮らしていく日常をハルストレム監督とニクヴィスト撮影監督の二人は、愛情豊かにアイオワの大自然を背景にして抒情的な映像で撮影しています。
by blues_rock | 2014-06-22 00:54 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)