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レーニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ  シネマの世界<第351話>

a0212807_353155.jpgフィンランドの映画監督カウリスマキ兄弟は、世界の映画界で兄弟二人とも奇才にして異才の映画監督です。
カウリスマキ兄弟が、二人共同で担うのは、映画制作会社と映画館の経営で、映画監督としての活動は、独自に行なっています。
「レーニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」(1989)とその続編「レーニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」(1994)は、弟のアキ・カウリスマキ監督(1957~)で、アキ・カウリスマキ監督の名を一躍世界に広めたおとぼけコメディのロード・ムービーです。
「ル・アーヴルの靴みがき」(こちら)は、弟アキ・カウリスマキ監督ですが、「旅人は夢を奏でる」(こちら)の方は、兄ミカ・カウリスマキ監督(1955~)と映画の作風が、何となく似ています。
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さて、フィンランドとスウェーデン共同製作の映画「レーニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」は、とにかく人を喰った可笑しな映画です。
a0212807_3565764.jpgフィンランドのロックンロール・バンド「レーニングラード・カウボーイズ」が、故郷のツンドラ地帯から新天地アメリカへわたり一攫千金を夢見てアメリカ各地を巡業さらにメキシコへ向かうナンセンス・コメディ映画で、奇才アキ・カウリスマキ監督の度を越したオフビートな笑いにプッと噴き出しながら映画を見ているこちらの方が、固まってしまいます。
a0212807_3575127.jpgドン臭いソ連の軍服に身を包み、ロシア民謡(ポルカ)っぽいロックンロールを演奏する怪しげなバンド「レーニングラード・カウボーイズ」は、極悪非道のマネージャー、ウラジミール大佐(マッティ・ペロンパー 1951~1995 ソ連共産主義の搾取社会パロディを怪演)にそそのかされ、アメリカにわたりドサ回りをしますが全員やたらとんがったa0212807_35914.jpgリーゼントと爪先の長い靴の異様なイデタチに加え、無表情な演奏スタイルに初めは、まったく受けませんでした。
しかし、少しずつアメリカのロックンロールの洗礼を受け、場末のバーや人気のないクラブで演奏するうちギャラも少し入るようになりますが、ウラジミール大佐に徹底的に搾取されバンドのメンバーは、スーパーで買ったタマネギをかじる毎日でした。
a0212807_3594189.jpg「レーニングラード・カウボーイズ」は、実在のロックンロール・バンドで、「スリーピー・スリーパーズ」という名前で活動していたバンドが、映画「レーニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」に出演してから「レーニングラード・カウボーイズ」にバンド名を変えました。
中古車のディラー役で鬼才ジム・ジャームッシュ監督(1953~)も友情出演しています。
by blues_rock | 2014-06-03 00:50 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)