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心の時空

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アメリカン・ギャングスター  シネマの世界<第345話>

名匠リドリー・スコット監督(1937~)の2007年監督および製作作品「アメリカン・ギャングスター」は、数々の名作映画の脚本で有名な名脚本家スティーヴン・ザイリアン(1953~)の脚本を元に名優二人、実在した黒人の麻薬
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密売組織のボス(ギャングスター)役をデンゼル・ワシントン(1954~)、この麻薬密売組織を摘発し壊滅させようとするアンタッチャブル(決してワイロを受けとらない)特別捜査官リッチー役をラッセル・クロウ(1964~)が演じa0212807_21394946.jpgるクライム・サスペンス映画です。
1968年アメリカは、ベトナム戦争の泥沼化で不安定となり疲弊しているころ東南アジア山岳地帯から多量の麻薬(ヘロイン)が、ニューヨークに流れ込み犯罪の温床になっていました。
ハーレムの黒人地区を支配していたボスが突然亡くなり、その組織をボスのボディガードで運転手のフランク(デンゼル・ワシントa0212807_21401182.jpgン)は、彼の胆力でファミリーをまとめ新しいボスになりました。
フランクは、既存組織の麻薬密売ルートを変え、自ら東南アジア山岳地帯に出向き、ヘロインを現金で買い取り直接管理する方式にしました。
その密輸手段としてベトナム戦争に従軍し現地にいる空軍所属の親類と結託し士気の堕ちていた空軍兵士を買収、帰還兵や戦死者(棺)を輸送する軍用機を利用してアメリカ本国に密かに運び込みました。
a0212807_21505219.jpgフランクが仕切る密売ルートの高品質で安価なヘロイン「ブルーマジック」は、瞬く間に麻薬中毒患者(ジャンキー)の人気となり一大勢力を築き上げました。
エセックス郡の一麻薬捜査刑事であったリッチー(ラッセル・クロウ)は、捜査で押収した現金100万㌦を汚職(ネコババ)が蔓延し日常化していた警察署の同僚たちの目の前で愚直に証拠品として提出していました。
a0212807_215177.jpg一方、ニューヨーク市警の麻薬捜査官トールポ(ジョシュ・ブローリン 1968~ 麻薬組織のボスであるデンゼル・ワシントンと特別捜査官ラッセル・クロウの間にあって汚職警官のリーダーを演じる彼の存在は重要)は、麻薬捜査と称して白昼堂々ワイロを要求、それを拒否するフランクとの間で彼の組織へのイヤガラセが常態化しました。
ニューヨーク市警の麻薬捜査を仕切るトールポは、エセックス郡の特別捜査官リッチーへあからさまな捜査a0212807_215138100.jpg妨害も行ないました。
映画は、やがて意外な方向へ展開していきます。
この映画の事件は、実話であり当時のニューヨーク市警麻薬捜査官(刑事・警官・証拠管理者など)の実に75%、200名余りが逮捕され、アメリカ政界も巻き込んだスキャンダルとなりニューヨーク市警は、綱紀粛正を宣言しました。
by blues_rock | 2014-05-25 00:25 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)