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心の時空

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プリズナーズ(前編)  シネマの世界<第338話>

福岡市中洲の大洋映画劇場で現在公開中のミステリー映画「プリズナーズ」を見ました。
カナダの監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ(1967~)の最新作で、ハリウッドに招かれ初めて撮ったアメリカ映画です。
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ヴィルヌーヴ監督の前作カナダ映画「灼熱の魂」(こちら)が、あまりにもすばらしい作品でしたので新作「プリズナーズ」も大いに期待して見ました。
a0212807_18583553.jpg映画は、2時間33分におよぶ長編ながら初冬のペンシルバニア州ボストン郊外で発生した幼女二人の失踪事件を登場人物たちの神と宗教観をからめ、ミステリー色の強いクライムサスペンス映画としてラストシーンまで見る者の緊張は解けません。
ヴィルヌーヴ監督の細部にこだわった演出の巧みさと名撮影監督ロジャー・ディーキンス(1949~)の全編色のトーンの薄い陰鬱なa0212807_1911268.jpg映像による撮影や映画の重要な場面の要所に降りしきる小雪まじりの雨を効果的に入れ、一週間たっても見つからず幼女二人の生死すら確認できない家族の苛立ちや重苦しい雰囲気を醸し出しています。
映画の物語は、ボストン郊外の簡素な住宅地で感謝祭の日、仲の良い二組の家族が感謝祭パーテイをしている最中(さなか)、家族がちょっと目を離した間に二組それa0212807_1982668.jpgぞれの幼い娘二人が突然失踪、行方不明になるという事件が発生しました。
二人の幼い女の子は、ほんのつかの間に何の手がかりも残さずどこに消えたのか?
犯人は、ダレで動機とその目的は、何なのか?
二人は、生きているのか?
映画冒頭、幼い娘を誘拐されることになる信心深い主人公のケラー(ヒュー・ジャックマン 1968~ ケラーにa0212807_1910283.jpgは‘地下貯蔵庫’という意味もあるのだとか)が、感謝祭用の鹿狩りに行き、鹿を射殺する前に聖書(主の祈り)の言葉を唱え祈祷するシーンから何やら怪しいミステリーの始まりを暗示します。
ケラーの家族が、友人の家へ向かう途中、近くに停車していた怪しいキャンピングカーを見ていましたので警察は、そのキャンピングカーを追跡し運転していたアレックス(ポール・ダノ 1984a0212807_19135224.jpg~ 彼の怪演が見事)を容疑者として拘束しました。
事件を担当した刑事のロキ(ジェイク・ギレンホール1980~ まだ34才の若さながらすでに屈指の名優)は、拘束した容疑者アレックスを調べますが、彼の知能は10才レベルで運転していたキャンピングカーや伯母ホリー(メリッサ・レオ 1960~)と暮らす自宅を捜索しましたが、証拠となるものは何も発見されませんでした。(後編へ続く)
by blues_rock | 2014-05-12 00:12 | 映画(シネマの世界) | Comments(2)
Commented by E.O at 2014-05-12 02:50 x
おもしろそうですねぇ。僕は「羊たちの沈黙」が忘れられません。あのリアリティーはアメリカの現実社会が背景にあるからでしょう。その方が怖い!!!
Commented by blues_rock at 2014-05-12 09:48 x
EOさま
コメント、ありがとうございます。 後編に書きましたが、フリーメイソンの影を暗示するようなところもありミステリアスな映画です。
この映画についてのコメントは、右の外部リンク「映画のブログ」さまの記事が、なかなか興味深く、ご参考にされるとまた違う見方ができるように思います。