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心の時空

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a day in my life

ファイト・クラブ(後)  シネマの世界<第333話>

そんなある日ボクは、謎の男タイラー・ダーデンと知り合い、タイラーから誘われるまま秘密組織「ファイト・クラブ」のメンバーになりました。
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そこは、屈強な男たちが、力いっぱい殴り合い、血飛沫(ちしぶき)飛びかう壮絶で危険な空間でした。
殴り合う男たちは、暴力の激痛の中で生きている至福を恍惚として実感していました。
a0212807_12375686.jpgやがて「ファイト・クラブ」のメンバーにタイラーを指導者(メンター)とする社会秩序とシステムの破壊をめざすテロ組織「スペース・モンキーズ」(宇宙実験用の猿)が結成されました。
それまでタイラーと殴り合うことで強い友情を感じていたボクでしたが、爆薬製造の知識に長けたタイラーの死を厭わない高層ビル爆破テロ計画に非情な危険を感じました。
a0212807_12401562.jpg強いショックを受けたボクが、警察に電話するものの応対した警官もまたスペース・モンキーズのメンバーでした。
タイラーとスペース・モンキーズは、タイラーの計画した「メイヘム・プロジェクト」(都市破壊騒乱計画)をすでに実行に移していました。
ボクは、タイラーの高層ビル爆破テロを阻止しようとしますが、タイラーはボクに「オレはオマエの理想の姿だ」とa0212807_12405754.jpg告げスペース・モンキーズと消えました。
これ以降のストーリーは、ぜひ映画をご覧いただきお楽しみください。
フィンチャー監督演出の「暗く抑えた色調、無機的な質感、ノイズのような音響」を聴きながら見る暴力的な映像は、映画の最後まで続きます。
ボクの心が、マーラの心とやっと通いお互い目を見合わせ二人手をつないで、窓の外に建ち並ぶ高層ビルが、次々に倒壊していくさまを眺めているシーンで映画は終わります。
a0212807_12432753.jpg二人が、最期につかの間‘生きている証し’を感じる切なくも哀しいリアルなラストシーンです。
ある映画に関するアンケート調査結果によると最高の映画キャラクター100人中「ファイト・クラブ」でブラット・ピットの演じたタイラー・ダーデンが、第1位にランクされています。
by blues_rock | 2014-05-07 00:07 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)