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心の時空

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ラースと、その彼女  シネマの世界<第327話>

a0212807_21382.jpgライアン・ゴズリング(1980~)2007年の主演作品で、映画を見て吹き出し笑いしながらも心に沁みて見終えるとほんのりする映画です。
この「ラースと、その彼女」の主人公ラースの特異なキャラクターを演じるためかライアン・ゴズリングは、少し太り、口ひげを伸ばし、ラースの心深くに潜むトラウマを共演の‘ラブドール’(日本ではダッチワイフ)相手に見る者の心にしんみり沁みる演技を披露します。
監督は、オーストラリア出身のクレイグ・ギレスピー(1967~)で「ラースと、その彼女」が、長編映画監督デビュー作品です。
アメリカの小さな田舎町にダレからも好かれる心優しいラース(ライアン・ゴズリング)という青年がいました。
ラースは、町はずれの簡素なガレージハウスに暮らし、隣の家に彼の兄夫婦が住んでいました。
純粋で極端にシャイなラースは、会社の同僚や女性とまともに話すことができませんでした。
義姉のカリン(エミリー・モーティマー 1971~ イギリスの女優)は、やさしく何かとラースに気を配り、ラースもまたカリンを慕っているものの彼女のハグにパニックを起こし苦痛の表情を浮かべました。
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ラースは、自分を産み亡くなった母へのトラウマを抱え、妊娠している義姉カリンの出産に死の不安を感じており、そのことから精神のバランスを失っていました。
ある日ラースは、兄夫婦にインターネット(アダルトサイト)で知り合った‘彼女’を紹介したいとやって来ました。
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彼が連れて来た彼の恋人は、車イスに乗った等身大のリアルなラブドールのビアンカでした。
ビアンカを元宣教師でブラジルとデンマークのハーフであると自分たちに紹介したラースの言動に固まり困惑した兄夫婦が町のバーマン医師(パトリシア・クラークソン 1959~)にそのことを相談するとバーマン医師は、当面
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ラースを否定せず‘ラースの妄想’に話しを合わせるよう助言しました。
そこで町の人たちに協力してもらいリアルドールのビアンカを一人の女性として相手することにしましたが‥大変おもしろい映画です。
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ラースに恋心を抱く会社の同僚女性マーゴ(ケリ・ガーナー 1984~)の立ち位置がとてもおもしろく、その眼差しのやさしさに心温まります。
映画ファンの方には、是枝裕和監督の2009年作品「空気人形」(こちらも秀作です)と見比べることをお薦めいたします。
by blues_rock | 2014-04-22 01:56 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)