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心の時空

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フローズン・グラウンド  シネマの世界<第323話>

a0212807_2155311.jpg「フローズン・グラウンド」(The Frozen Ground 凍て付く大地)は、スコット・ウォーカー監督の長編映画デビュー(2013年)作品です。
映画のプロットは、1970代から1980年代にアラスカ州で実際に起きた24人の女性を誘拐し性的暴行さらに惨殺、広大なアラスカの森の方々に遺棄(埋める)という猟奇殺人事件を題材したスリラーです。
スコット・ウォーカー監督(プロファィル不明)の長編映画第一作ですが、事件の関係者、殺人を免れた被害者に会い綿密な取材を行い、実話に基づきウォーカー監督自ら脚本を書き監督しているのでトーンを落とした映像と併せサイコな連続殺人犯の陰湿な狂気がリアルに表現されています。
映画の冒頭、早々に連続殺人犯を教え、犯人が若い女性(売春婦)を拉致、監禁して性的暴行を加えアラスカの荒野に連れて行き解放、被害者が逃げ回るところを狩猟するようにライフル銃で撃ち殺そうとするシーンから映画は始まります。
a0212807_2165264.jpg映画のカットで当時の被害者女性の写真を多数使用するなどリアリティへのこだわりは、映画にドキュメンタリーのような緊迫感を与えています。
映画を見る者にすぐ連続殺人犯が、分かりますので、ストーリーにミステリー性はありません。
連続殺人の証拠を捜し出して犯人逮捕に執念を燃やす刑事にニコラス・ケイジ(1964~)、表の顔は善良な市民で家庭人ながら、a0212807_2115161.jpg凶悪な連続殺人犯のジョン・キューザック(1966~)、九死に一生を得て殺人犯から逃れた女性をヴァネッサ・ハジェンズ(1988~)が、それぞれ好演しています。
ニコラス・ケイジとジョン・キューザックは、「コン・エアー」(1997)で共演しているので絡みも良く、恐怖に怯える女性を保護し犯人逮捕の証人にしたい刑事と執拗に女性を付け狙い殺害しようとする犯人との緊張感がラストまで続き、ハラハラドキドキしながら愉しめるスリラー映画です。
by blues_rock | 2014-04-13 00:04 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)