ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

僕たちの永遠  シネマの世界<第320話>

a0212807_27367.jpg映画監督で写真家・作家でもあるマルチ・アーチスト、ガス・ヴァン・サント(1952~)の2011年作品「Restless(安息なき心)」、日本公開では「僕たちの永遠」などというチンケなタイトルをつけられていますが映画は、臨死体験により死に執り憑かれた若者イーノック(ヘンリー・ホッパー 1990~ 名優デニス・ホッパーの息子)と不治の病に冒され余命30日の若い女性アナベル(ミア・ワシコウスカ 1989~「イノセント・カーデン」主演 こちら)の美しい恋物語‥というより死に執り憑かれたイーノックにしか見えない特攻隊員の幽霊ヒロシ(加瀬亮 1974~)が、イーノックとアナベルの恋に絡む重要な役回りで登場するロマンチック・ホラー、いや、やはり純真な恋の物語です。
a0212807_282418.jpg
イーノックは、子供のころ両親の車に同乗していて交通事故に巻き込まれ両親を失くしました。
彼は、長い昏睡の中で臨死体験をし、九死に一生を得たもののそれ以来、学校に行かず自室に引きこもり特攻a0212807_29130.jpg隊員の幽霊ヒロシと会話するか、どこの誰とも分からない他人の‘葬式’に参列することを日課にしていました。
そんなある日、頻繁に顔を見せるイーノックに不審をもった葬儀場の係員に追われている彼をそこに居合わせたアナベルに救われ、二人は親しくなりました。
a0212807_293342.jpg
アナベルは、自分の死を予感し覚悟を少しずつ受入れながら‘ダーウィンの進化論’を独学していました。
特攻隊員の幽霊ヒロシ(死者)が、イーノックに渡そうと思って渡せなかった手紙(遺書)を見せ、戦艦に飛行機a0212807_2103872.jpgもろとも体当たり突撃していく瞬間、恋人を思ったと話しました。
それまで、両親の死のトラウマで死に執り憑かれたイーノックでしたが、アナベルの死を前に彼は、アナベルと一生懸命生きることだけを考え始めました。
加瀬亮は、幼児期から7才までのアメリカ生活でネイティブな発音の英語力を発揮、俳優としての演技力にも長けているので、これからアメリカ映画への出演も増えるのではと大いに期待しています。
by blues_rock | 2014-04-08 02:02 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)