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心の時空

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a day in my life

ダラス・バイヤーズクラブ(後)    シネマの世界<第317話>

あまりに突然の事態に驚きながらロンは、自分の延命のためにエイズについて猛勉強を始めました。
当時アメリカで承認されているエイズ治療薬は少なく、国(食品医薬品局)・製薬会社と医師の推奨するAZTは、処方箋がないと手に入らない高価な薬でした。
a0212807_1505820.jpgAZTを投薬されても症状が改善しないままAZT副作用の毒性でエイズ患者が、次々に死んでいくのを知っているロンは、エイズ患者で女装ゲイのレイヨンと連邦政府・製薬会社・医師の利権に闘いを挑み、会員制(会費400ドル)「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立、会員に世界中から輸入したエイズ特効薬(アメリカでは無認可治療薬)を無料で頒布しました。
エイズ患者たち向けの治療薬無料頒布会ネットワーク・システムを拡大する「ダラス・バイヤーズクラブ」に司法当局は、目を光らせ、非合法活動として取締りを始めました。
「ダラス・バイヤーズクラブ」代表のロンは、「エイズ治療薬は、エイズ患者が自分の健康を守るために飲む薬で薬の違法な売買ではない。生きるための自助努力である。国がその権利を侵害することはできない。」と信念を
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主張しました。
マシュー・マコノヒーの激ヤセした身体は、役づくりの手本と言える「レイジング・ブル」(1980 こちら)に主演したロバート・デ・ニーロの27㌔肥満、「キャスト・アウェイ」(2000)でのトム・ハンクス23㌔減量とともに語り継がれてa0212807_1563541.pngいくでしょう。
病院の医師ながらエイズ患者の心情を理解し苦悩する女医役のジェニファー・ガーナー(1972~)も好演していました。
映画の中でロンが、当時高価で優れた抗ウィルス剤インターフェロンを買い付けるため日本を訪れインターフェロンを開発した岡山の林原生物化学研究所を訪ねるシーンも一興です。
私の個人的な趣味ながら「ダラス・バイヤーズクラブ」の壁にマーク・ボラン(Tレックス)のポスターがあり、映画
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のサウンドトラックでマーク・ボランの曲が流れる(エンドロールでも)のは、予期していなかっただけにうれしいことでした。(公式サイトはこちら
by blues_rock | 2014-04-05 00:12 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)