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心の時空

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ディパーテッド  シネマの世界<第316話>

香港映画「インファナル・アフェア」(2002)を名匠マーティン・スコセッシ監督(1942~)のメガホンにより、リメイクしたのが、2006年公開のアメリカ映画「ディパーテッド」で、外国映画のリメイク作品としてアカデミー賞史上初め
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て作品賞を受賞しました。
無冠の名監督と言われたスコセッシ監督も監督賞を受賞、他に脚色賞と編集賞を受賞、4部門で受賞しました。
a0212807_1203057.jpgマフィアのボス、コステロを個性的な名優ジャック・ニコルソン(1937~)が怪演、ボスの命令で警察学校に入学し卒業後ボストン市警特別捜査課に侵入したマフィアの一員コリンにマット・デイモン(1970~)、一方警察学校を優秀な成績で卒業後、極秘でマフィア組織に侵入する新人警官ビリーをレオナルド・ディカプリオ(1974~)が好演しています。
警察もマフィアもお互いの組織深くに忍び込んだ侵入者(ネズミ)に手を焼き、何とか燻(いぶ)し出そうとしますa0212807_1221425.jpgが、なかなかネズミの尻尾をつかむことができません。
オリジナル脚本(インファナル・アフェア)が良いのでスコセッシ監督は、その筋立ての良さをできるだけ生かしながらロック・ライブのようなハイテンションの演出に出演した名優たちの演技もノリノリのパフォーマンスです。
a0212807_1232648.jpgある時、警察に侵入したコリン(マット・デイモン)は、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)が、いくら悪事を重ねても逮捕されない理由をマフィアに侵入したビリー(レオナルド・ディカプリオ)から「コステロはFBIへの情報提供者」との連絡で知り自分の身元が(警察に侵入したマフィアのネズミと)判明するのを怖れたコリンは、麻薬取引のドサクサに紛れてボスのコステロを口封じに射殺しました。
a0212807_1241115.jpgコステロの死でマフィアに侵入した警察のネズミでいる必要のないビリーが警察に戻り、何気なく特別捜査官コリンの机を見ると‘マフィアのネズミ’である紛れもない証拠を見つけました。
警察官に戻ったビリーは、コリンを無人ビルの屋上に呼び出し逮捕しようとしますが、コリンの手でビリーの警察官IDデータは、消去されていました。
この辺りからエンディングまでのシークエンスが「インファナル・アフェア」にはないオリジナル・ストーリーとなり、スコセッシ監督の脚色演出でマーク・ウォールバーグ(1971~)演じる巡査部長が、映画に登場、‘ディパーテッド(死者)’を締めくくります。
映画の中でジャック・ニコルソン演じるコステロが、「ウェル・ウェル・ウェル」(1970年「ジョンの魂」B面3曲目)をバックにジョン・レノンついて語るシーンは、印象的でした。                         (下写真:2002年「インファナル・アフェア」)
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2014年2月に公開された韓国映画「新しき世界」(こちら)も韓国犯罪組織に侵入した捜査官(ネズミ)が主人公ですので‘インファナル・アフェア’(非情の任務)と言えるでしょう。
by blues_rock | 2014-04-02 00:17 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)