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心の時空

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それでも夜は明ける  シネマの世界<第312話>

a0212807_21353027.jpgアフリカ系イギリス人映画監督スティーヴ・マックイーン(1969~)の2013年作品「それでも夜は明ける」(原作ソロモン・ノーサップ「12 Years a Slave」)が、アカデミー賞作品賞受賞ほか助演女優賞にルピタ・ニョンゴ(1983~)さらに脚色賞と併せてアカデミー賞3部門で受賞しました。
ゴールデングローブ賞の作品賞も受賞しています。
「それでも夜は明ける」は、ニューヨーク州で家庭をもち普通の市民として暮らしていた音楽家の黒人ソロモン・ノーサップが、白人二人に言葉巧みに騙され奴隷商人に売られアメリカ南部ニューオリンズ近郊の綿農園で1841年から1853年までの12年間、過酷な労働と虐待に曝(さら)されながら生き抜き解放されるまでを描いています。
a0212807_21384453.jpgこの映画の特徴は、監督以下映画スタッフとキャストが、スティーヴ・マックイーン監督始め、脚本のジョン・リドリー(1965~)、主人公の黒人奴隷ソロモン・ノーサップを演じるキウェテル・イジョフォー(1977~)、ソロモンを買う奴隷農園主役のマイケル・ファスベンダー(1977~)、奴隷を家畜のように扱う冷血な綿農園主を演じるベネディクト・カンバーバッチ(1976~)とほとんどイギリスの映画関係者で占めていることです。
a0212807_21391137.jpg農園主にレイプされ虐待される奴隷女性を名演したルピタ・ニョンゴは、ケニア系メキシコ人で、奴隷解放主義者のカナダ人大工の脇役で出演したブラッド・ピット(1963~ 映画製作に参加)ほか数人がアメリカの俳優でした。
映画自体は、地味な映画ですが現代美術のアーティストでもあるマックイーン監督の映画センスの良さは、抜群です。
このセンスの良さは、前作の2011年作品「SHAME - シェイム」(こちら)ですでに発揮されており、これについては明日のブログで書きたいと思います。
by blues_rock | 2014-03-26 00:33 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)