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エクソシスト(ディレクターズ・カット版)  シネマの世界<第310話>

a0212807_21302572.jpgいまやホラー映画の古典となったオカルト映画の傑作「エクソシスト(ディレクターズ・カット)」を久しぶりに見ました。
原作は、アメリカの作家ウィリアム・ピーター・ブラッティ(1928~)が、1971年に発表した小説「信仰の神秘(Exorcist)」で、原作者のブラッティ自ら脚本を書き1973年に映画化(製作)しました。
「エクソシスト」の原作・脚本・製作者であるブラッティは、ウィリアム・フリードキン監督(1935~)を起用、映画プa0212807_21461054.jpgロデューサーとしてのブラッティが、「エクソシスト」の監督にフリードキン監督を選んだのは1971年作品「フレンチ・コネクション」(主演ジーン・ハックマン1930~、アカデミー賞受賞5部門)を評価したからだあろうと推察しています。
音楽に当時無名ながら新進気鋭のイギリスのロックミュージシャン、マイク・オールドフィールド(1953~)のプログレッシィブ・ロックを採用、1973年にマイク・オールドフィールドが、リリースしたプログレッシィブ・ロックの名盤a0212807_2148783.jpg「チューブラー・ベルズ」イントロのフレーズを「エクソシスト」の象徴的なサウンドに使用しました。
「エクソシスト」は、1973年の冬にアメリカで劇場公開され、現在40年余りの歳月を経ていますが、公開当時、世界の映画ファンと映画界に与えたインパクトは大きく‘オカルト’ホラーの映画ブームを巻き起こしました。
1976年にオカルト映画「オーメン」のヒットもありましたが「エクソシスト」を超えるホラー映画はなく今でも映画のa0212807_21494545.jpgプロット(着想と構成)の斬新さは、どの作品と比べても群を抜いています。
「エクソシスト」は、アカデミー賞2部門の脚色賞・音響賞で受賞、アカデミー賞選考委員が、普段あまり評価しないホラー映画で2部門のアカデミー賞受賞は、画期的な出来事でした。
キリスト教カトリック・イエズス会のエクソシスム(悪魔祓い)をフリードキン監督は、見事な演出能力で、これまでa0212807_21505990.pngのホラー映画にはない完成度の高い作品にしました。
悪魔憑きの少女リーガン(リンダ・ブレア 1959~ 出演時14才)の口から出る言葉が、あまりに卑猥で頻繁に出てくるので公開当時アメリカとイギリスでは、‘成人映画(R18)’扱いでした。
少女リーガンに憑いた悪魔を祓うため二人の神父が選ばれました。
悪魔祓いの経験があるメリン神父(稀代の名優マックス・フォン・シドー 1929~)と精神医学を学んだカラス神父a0212807_21532810.png(ジェイソン・ミラー 1932~2001)の二人は、リーガンに憑く悪魔と壮絶な戦いを繰り広げます。
リンダ・ブレア演じるキュートな少女リーガンに乗り移った悪魔パズズの形相と荒々しい言動‥少女リーガンの口から発せられる悪魔の唸るような声は何んと女優のマーセデス・マッケンブリッジ(1916~2004 稀代の映画人オーソン・ウェルズは彼女を‘もっとも偉大なラジオ女優’と評しました)で、悪魔パズズの放つ卑猥なセリフの連続にこの声優を女優がa0212807_21575780.jpg演じているとは思えませんでした。
リーガンの母親クリスをエレン・バースティン(1932~)、悪魔が引き起こした怪死事件を捜査するキンダーマン警部をリー・J・コッブ(1911~1976)が好演しています。

(付録)少し長めの予告編ですがホラー(オカルト)映画に興味のある方はこちらをご覧ください。
by blues_rock | 2014-03-22 00:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)