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心の時空

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a day in my life

クリミア半島とヤルタ(中)

クリミア自治共和国議会は、ウクライナ共和国からの独立を宣言、ロシア共和国への編入を住民投票(という民主的な手法を画策)で決定しようとしていますが、ウクライナ・EU諸国・アメリカは、ウクライナ共和国の国内法に
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違反する行為であると非難しています。(上地図:クリミアから東南500㌔に冬季オリンピックのソチがあります。)
今回のクリミア紛争の発端は、ウクライナにEU加盟を目指す反ロシア政権が、誕生したことにありました。
a0212807_227537.jpgクリミア半島先端の左にあるセヴァストポリ特別市には、ロシア海軍の黒海艦隊基地(軍港)があり、地政的にもロシアは、決してクリミア半島のこの地から退去するわけにはいきません。
一方ウクライナ共和国の泣き所は、ウクライナの南東部にもロシア人住民が多いこと、さらにウクライナもEU諸国もロシアが、供給する天然ガス・原油・a0212807_22153610.jpg石炭に依存しており、ロシアと対立し、天然ガス・原油・石炭の供給をストップされると国家基盤が、致命的なダメージを受けるので面と向かってロシアに刃向かうことはできません。
オバマ大統領は、EU諸国や日本などの同盟国に対しロシアへの経済制裁を要請していますが、EU諸国も同盟国も金融不安と経済不況を抱えていますので、そう簡単に同調できずはずもなくお互い右顧a0212807_2220640.jpg左眄しながらロシアの出方を様子見しています。
中国は、クリミア自治共和国の分離独立を容認すると「チベット自治区」と「ウイグル自治区」の分離独立運動に火を点けることになりますから、国際外交の戦術として‘内政不干渉’を繰り返しながら表向き知らん顔するしか打つ手がありません。
日本は、アメリカのロシア経済制裁要請を支持するふりをしつつ、今年秋のプーチン大統領来日予定を前に「北方領土返還交渉」の障害a0212807_22221668.jpgとなる外交問題を避けたいのが本音‥いずれにしてもロシアとの北方四島を巡る領土問題は、そう簡単に解決しないでしょうが、私たち日本国民は、長い年月をかけても国際法の原則に徹し「北方四島の領土返還」で中途半端な妥協をしてはなりません。
いま世界は、元KGB工作員プーチン大統領の強かな戦略に翻弄され、彼の手の中で動いています。
日本にとってクリミア半島は、地図上遠くても地政的に近い半島、1945年終戦から今に続く日本とロシアとの北方四島の領土問題が、実はクリミア半島のヤルタで1945年2月に行なわれた秘密会談に端を発して
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いることを知るわが国の若い世代は、極めて少ないと思います。
その歴史を知らずしてヤルタ会談の当事者ロシアと「北方四島の領土返還交渉」をしても決して解決しないでしょう。(下に続く
by blues_rock | 2014-03-14 00:02 | 社会/歴史/思想 | Comments(2)
Commented by 古谷啓伸 at 2014-03-15 08:21 x
 「日本国民は、‥‥北方四島の領土返還で中途半端な妥協をしてはなりません」は声が大きいから全体意見のように聞こえますが、「2島返還でよいから決着したい」が過半数です。不幸せな戦争を忘れないために2島返還でよいです。
Commented by blues_rock at 2014-03-15 15:48 x
古谷啓伸 様
ご意見、ありがとうございます。
プーチン大統領が考えている(らしい)4島面積1/2分割で、日本政府が決着する可能性もあります。
4島を日ロ共同管轄の特別区域にする案もあると思います。
古谷さんの言われるとおり‘不幸な戦争’の遺物(靖国神社もしかり)をどう解決するか‥日本国民の民度と叡智が問われています。
いずれにしても大勢で考え議論し、日本の将来を見据え、国民の総意(多数決)で決すれば良いと思います。