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心の時空

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あの頃ペニー・レインと  シネマの世界<第296話>

a0212807_14112727.jpg先日(2月2日)亡くなった名優フィリップ・シーモア・ホフマン(こちら)が、2000年映画「あの頃ペニー・レインと」で、1970年代初めに台頭した尖鋭的なロック評論雑誌「クリーム」の編集長を名演、主人公の少年ウィリアムに‘ロックの本質’を語るロックへの熱い思いと同時にロックが、ピックビジネスとなり堕落していくことへの鋭角的な覚めたセリフは、2009年a0212807_14134985.jpg映画「パイレーツ・ロック」(こちらではDJ‘ザ・カウント’役 )に繋がることをまるで予感したかのようなフィリップ・シーモア・ホフマン自身のロックへの思いを託した言葉のように感じました。
映画は、1973年のアメリカで人気急上昇中(Almost Famous)のロックバンド‘スティール・ウォーター’(たぶんモデルは‘レッドシェペリン’)のツアーに密着取材する主人公15才の少年ウィリアム・ミラーの目を通した1970年代初頭のロック音楽黎明期をドキュメントタッチで描いた青春映画と同時にロックバンドの舞台裏を赤裸々に描きロック音楽映画としても質の良い秀作です。
この映画の監督キャメロン・クロウ(1957~)が、主人公ウィリアム・ミラーのモデルで、クロウ監督は、実際15才の時すでにロック・マガジン「ローリングストーン」
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誌のジャーナリストとしてレッドシェペリンやニール・ヤングの密着取材記事を書いています。
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「あの頃ペニー・レインと」のプロットは、キャメロン・クロウ監督自身の青春が、下敷きになっており映画の脚本・a0212807_14215896.jpg製作も自ら行ない、脚本は、2000年度アカデミー賞脚本賞を受賞しています。
ウィリアムを演じるのは、パトリック・フュジット(1982~)でウィリアムの純朴な人物像にピッタリの嵌まり役でした。
ウィリアムが、淡い恋心を抱く‘ペニー・a0212807_14244982.jpgレイン’(スティール・ウォーターのギタリストの恋人)にケイト・ハドソン(1979~)、ペニーの友だちをアンナ・パキン(1982~ 2001年「マーガレット」主演 こちら)、ウィリアムにロックを教えた姉サファィアにフェアルザ・バルク(1974~ フェアルザは本名、ペルシャ語でトルコ石のこと、ブルーアイが実に美しい)、ウィリアムとサファイア二人の子供を厳しく躾ける母親をフランシス・マクドーマンド(1957~ こちら)、が、それぞれチャーミングに演じています。
音楽監督をハードロック・バンド「ハート」のギタリストで当時クロウ監督夫人であったナンシー・ウィルソン(1954~)が担当しています。
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1970年代初頭、ロック黎明期のエネルギーに満ちていた頃のロックを映画のサウンドトラックとして上手く活用しています。
by blues_rock | 2014-02-16 21:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)