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心の時空

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a day in my life

筑後平野

私が、子供のころの筑後平野は、夜ともなると辺り一面真っ暗闇で、道と田圃(たんぼ)の区別付かず運動靴のまま田植えの終わった水田に足を踏み入れたものでした。
夏の盛りも過ぎ夏休みが終わるころになると、農道と畑の境に埋められた大甕(おおがめ、‘肥溜め’のこと)のまわりには夏草が、背高く生い茂り、遊びに夢中の子供たちにとって‘肥溜め’は、いつも死角でした。
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チャンバラやトンボ捕りに夢中な子供の私は、畑の有機肥料として農家の厠(かわや、汲み取り式便所のこと)から汲み出された屎尿(しにょう)が、発酵熟成した大甕(おおがめ、肥溜めのこと)に一度ならず落ちました。
肥溜めに胸まで浸かり、熟成した屎尿の匂いが鼻を突く中、やっとのことで這い上がり家に帰ると母親が、「キャー!」と悲鳴をあげ、近くの堀(クリーク こちら)まで野良犬を追うように、シッシッと言いながら私を連れて行き
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まるで汚物を洗うかのように(確かに‘汚物まみれ’でしたが)ゴシゴシと全身を洗ってくれました。
私は、発酵熟成した肥溜めの中が、温泉のようにとても温かったことと母親に連れて行かれた堀(クリーク)の水が、やけに冷たかったことを憶えています。
by blues_rock | 2014-01-31 23:50 | 人生/愛(Love) | Comments(0)