ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

中国の良心 ~ 許志永

a0212807_20352486.jpgアンナ・アーレント(こちらに掲載)は、悪を「根源的な悪と凡庸な悪」と明確に区別し‘凡庸な悪’こそ【究極の悪】であると定義づけました。
その‘凡庸な悪’の一つ中国の裁判所が、厳戒態勢のもと中国の良心ともいえる法学者の許志永氏(40)に懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
法学者許志永氏は、中国憲法を認め、平和的な手段で普通の民主活動を行ない、少しずつ現在の社会を変革していこうという「新公民運動」を2009年から主導していました。
許志永氏は、中国共産党とその指導下にある共産党の一党独裁政権(中国政府)を否定せず、集会もレストランに集まり食事をするだけ、言論活動もメール交換するわけでもなく現在の法律に従い、普通の人権(市民の権利)を求めただけでした。
それも出稼ぎ労働者子弟が、教育を受ける権利を守る「教育の機会均等」、中国共産党トップと政府首脳ほか高級官僚たちが所有する「資産公開」を求める‘横断幕を掲げたデモ’を行なったことが、公共秩序騒乱罪に当たると(‥ならば、あの反日デモで発生した建物破壊・器物破損・略奪行為を公安警察が、公共秩序騒乱罪で取り締まらなかったのは、なぜ? やはり共産党中央a0212807_20393814.jpg政治局の命令でしたね)新公民運動グループ10数人を2013年7月に逮捕しました。
同グループの一人企業家王功権氏は、罪を認め反省しましたので保釈されましたが、法学者の許志永氏は、裁判の手続き自体公正でないと6時間の法廷で黙秘、裁判の最後に中国憲法に基づき法律の専門家として新公民運動の‘自由と公益’を説明しようとしましたが、‘凡庸な悪’である裁判官は、即時閉廷にしました。
中国の歴史は、どの王朝(政権)も‘内部の汚職’と‘外部の侵入’で滅亡したと教えています。
その歴史の教える‘内部の汚職’がすでに蔓延し、昔異民族の侵入で滅びた中国もいまやインターネットによるa0212807_20432762.jpg情報の侵入で滅亡する予兆を見せています。
中国14億の一般人民が、経済と賃金格差と住環境悪化と水汚染など共産党一党支配(独裁特権で恩恵を受けるのは1~2割程度)に不満を募らせています。
そんな中、何かあるといつものことながら、中国人民解放軍の将軍が、日本を火の海にするなどトンチンカンな勇ましいことを叫んでいます。
日本では、昔から臆病者を「幽霊を怖いと思う枯れ尾花(すすきの穂のこと)」とか、水鳥の羽音に驚いて自滅した平家の軍勢に例えますが、私はどうやら中華人民共和国も終わりが始まったように思えてなりません。(私の意見 こちら
1月24日の日経新聞朝刊国際面にイギリス・フィナンシャル・タイムズ記事の紹介として中国共産党による政府幹部・高級官僚の汚職追放運動パフォーマンスが、掲載されていました。
職権乱用による汚職の氾濫に手を焼く中国共産党は、一罰百戎の見せしめとして政府幹部数十名と官僚18万人を逮捕しましたが、共産党首脳や政府要職幹部、高級官僚の資産公開を拒否しています。
すでに主要政治家と軍人の12家族が、イギリス領バーシン諸島に資産を移している事実や中国2万1千世帯がa0212807_20442377.jpgカリブ海にあるケイマン島など税金回避地に口座を設定していることを伝えていました。
‘内部の汚職’につくづく嫌気が差している‘中国人民の堪忍袋の緒’もそう遠くないうちにプツリと切れることでしょう。
(右写真:中国の良心~許志永北京大学院法学博士を審問する裁判所の前で厳戒態勢をとる中国公安警察)
by blues_rock | 2014-01-27 00:27 | 経済/政治/世界 | Comments(0)