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心の時空

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バグダット・カフェ(N.D.C 2008版)  シネマの世界<第274話>

a0212807_2133853.jpg「バクダット・カフェ」は、1987年西ドイツ(ドイツ統一前)製作の映画です。
パーシー・アドロン監督(脚本・製作、ドイツ 1935-)は、1994年に完全版「バクダット・カフェ」を1987年公開時より17分長いディレクターズ・カット版としてリリース、1991年ホリー・コール(1963- カナダのジャス歌手)が、カヴァーした「コーリング・ユー」の大ヒットと相俟って、ディレクターズ・カット版「バクダット・カフェ」も注目されました。
2008年、アドロン監督は、1994年完全版「バクダット・カフェ」を再編集、この映画の重要なポイントとなる「光と影、風景と光景」の映像に“色彩と構図”の調整を行ない、ニュー・ディレクターズ・カット版「バグダッド・カフェ」を製作、カンヌ国際映画祭で公開しました。
映画「バクダット・カフェ」(原題:Out of Rosenheim ローゼンハイムを離れて)は、光と影の映像、砂塵舞う砂漠の風景、その光景の気だるい雰囲気と併せ、ゴスペル歌手ジェヴェッタ・スティールの歌う「コーリング・ユー」が、強烈に印象に残る映画です。
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映画は、西ドイツ、ミュンヘン郊外の田舎町ローゼンハイムからアメリカ観光旅行にやってきたジャスミンが、カルフォルニアの砂漠の真ん中で夫婦喧嘩、夫から置き去りにされるところから始まります。
a0212807_212176.jpgジャスミン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト 1945-)が、大きな荷物を引き吊り、砂漠の砂塵舞う道路脇に1軒だけポツンとある朽ちかけたモーテル「バグダッド・カフェ」に辿り着くと女主人ブレンダ(CCH・パウンダー 1952- ガイアナ出身)もまた夫婦喧嘩中ですこぶる不機嫌、目の前に突然現れた場違いな服装の大柄なドイツ女ジャスミンに戸惑い、モーテルの部屋を求めている客にも関わらず当たり散らす始末でした。
a0212807_2122763.jpgカフェのコーヒー・マシーンは壊れたまま、埃っぽい店内も散らかしっぱなし‥ブレンダの夫も子供たちも働こうとせず、従業員ものんびりしたもの、ブレンダ一人が、一日中あくせく働く彼女のイライラは、つのるばかりでした。
「バグダッド・カフェ」に入り浸る常連客2、3人もそんなものと心得ており、ここでは、ゆったりした時間が過ぎていました。
a0212807_21451598.pngジャスミンは、部屋に荷物を置くと、何を思ったか突然「バグダッド・カフェ」の大掃除と片付けを始めました。
店に戻ったブレンダは、片付ききれいになった店内にびっくり仰天‥ジャスミンに「勝手なことするな、元に戻せ。」と怒鳴る始末、意気消沈したブレンダは、部屋に戻りました。
ジャスミンは、間違って持ってきた夫の荷物から「マジックグッズ」を発見、早速部屋で練習し皆に披露しました。
a0212807_21485999.jpgジャスミンは、「バグダッド・カフェ」滞在を延ばし、ブレンダの店を手伝いながら憶えたばかりのマジック・ショーを始めると「バグダッド・カフェ」は、トラック運転手仲間の評判になり大繁盛するようになりました。
異邦人ジャスミンに癒されたブレンダと家族、友人たちに笑顔が戻り、穏やかな日が続くと思われた矢先、保安官が「バグダッド・カフェ」を訪ね、ジャスミンに労働許可証の不所持と観光ビザの失効(滞在許可期限切れ)でa0212807_21533025.jpg帰国するよう伝えました。
ジャスミンが、帰国すると「バグダッド・カフェ」は、火が消えたようになりました。
ある日、ブレンダが、デッキチェアに座り元気なくぼんやりしているとジャスミンが、目の前にひょっこり現われ「戻ってきた」とブレンダに伝えました。
by blues_rock | 2014-01-07 00:07 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)