ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

海の上のバルコニー(前)  シネマの世界<第273話>

a0212807_0461241.jpgアルジェリア出身でフランスの女性映画監督ニコール・ガルシア(1946-)の2010年映画「海の上のバルコニー」(共同脚本、原題:Un balcon sur la mer)は、一組の男女を巡るミステリーとロマンス、さらにサスペンス要素も撮り入れた見応えのある秀作でした。
ニコール・ガルシア監督は、女優として1981年「愛と哀しみのボレロ」に出演、その後映画監督になっていますが、私は「海の上のバルコニー」で映画監督としてニコール・ガルシアを知りました。
「海の上のバルコニー」は、フランスで大ヒット‥100万人を超える観客動員であったとか、されど悲しいかな、わが日本では、劇場未公開(ビデオスルー)の憂き目にあった映画です。
2013年2月にWOWOW衛星劇場で上映、これも「海の上のバルコニー」で主演したジャン・デュジャンルダン(1972-)が、2011年映画「アーティスト」(こちら)でアカデミー賞主演男優賞、カンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞した知名度によりWOWOW上映が決定したのだと推察します。
a0212807_048153.jpg
映画のプロットは、1980年代南フランスの古都エクス=アン=プロヴァンスと1960年代のフランス領アルジェリアの港町オランを舞台に、一組の男女の数奇な運命を描いたミステリーロマンとサスペンスの映画です。
a0212807_0483084.jpg
主人公として登場するのは、マルク、キャティ、マリ=ジャンヌの三人です。
1960年代初頭、アルジェリアのオランで暮らす十代の三人は、隣同士で幼なじみでした。
a0212807_0485925.jpg
マルクは、キャティが好きで、キャティとマリ=ジャンヌは、仲の良い友だち、マリ=ジャンヌは、マルクに恋心を抱いていました。
a0212807_0495678.jpg当時のアルジェリアは、フランスからの独立を求め内戦状態(こちら 映画「初めての人間」参照)で、アルジェリア独立反対派のマルクの家族は、内戦による身の危険を感じフランスへ帰国しました。
マルクは、キャティと会えないまま、マリ=ジャンヌに「必ず会いに戻るから」とキャティへの伝言を頼みました。(後編続く)
by blues_rock | 2014-01-05 00:40 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)