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心の時空

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a day in my life

高齢者介護の現場レポート 「地獄の沙汰も金次第」(上)

日本語の“金”から最初に想像するのが‘金(きん)’、正しく黄金(おうごん、こがね)、ゴールドのこと、次に‘金(かね)’と言えばお金のこと、つまりマネーです。
金属・金釘・金型の‘金(きん・かな)’と同じ文字を書きながら呼び名が、これまた違います。
「地獄の沙汰も金次第」の‘金’は、お金のこと、マネーのことです。
a0212807_11143727.pngお金は、人間の性で有るともっと欲しくなり、お金が無い人のサイフからは、まるで円札に羽があるかのようにサイフに留まることはなく、あっと言う間に素通りしていきます。
古来日本人は、現世での行ない悪い者が、地獄に落ちても、お金(マネー)さえあれば罪人に情け容赦のないエンマ大王も地獄の阿鼻叫喚(あびきょうかん)の苦しみから手加減してくれるにちがいない、だから「地獄の沙汰も金次第」と、お金に執着する人たちは、金儲けの方便にしてきましたが、地獄ならずとも現世もまた高齢になると‘介護の沙汰も金次第’の現実に直面します。
誰しも年を取り高齢になると、家族か他人かどちらかの‘介護’の手助けがなければ生活できなくなります。
a0212807_236029.png「公的介護保険があるから大丈夫、私の老後は心配いらない。」と思っている方は、余程おめでたい人か、ノーテンキな方、あなたがやがて必ずやって来る老後に対し‘明日はわが身’(こちら)と考えるならば、現在の介護保険制度を基盤とするわが国の高齢者介護政策にしっかり目を向け、すでに財政破綻している現実を直視しなければ大変な事態になります。
あなたが高齢者になった時、あなたの老後を看る(介護のお世話をする)公的介護サービスは、すでになく全額自己負担の介護を覚悟しておかなければなりません。
つまり‘地獄の沙汰’ばかりではなく「介護の沙汰も金次第」となるでしょう。
a0212807_1126268.jpg2000年に設計された介護保険制度では、40才以上65才未満の勤労者給料から控除徴収された介護保険料(強制加入)と税金の介護財源を基に、高齢者に介護が必要になると本人または家族が、行政(市町村)に介護「申請する」と、行政は、申請を「審査して」介護が、必要と認定すると「介護度を7段階に区分」(詳細はこちら)します。
その要介護度区分に応じて高齢者の介護サービス内容(介護単位)が、自ずと決定いたします。
介護認定された高齢者が、介護サービスを受けた時、介護単位(介護経費)の90%が、介護保険(国民健康保険連合会)から各介護事業所に給付されます。
介護サービス利用者の個人負担(本人または家族)は、介護経費の10%です。(に続く)
by blues_rock | 2013-12-20 00:24 | 高齢者介護(認知症) | Comments(0)