ブログトップ | ログイン

心の時空

yansue.exblog.jp

a day in my life

アセアン(ASEAN)諸国と日本の40年(後)

わが国のTPP(環太平洋パートナーシップ)加入をめぐる日本国内での‘侃々諤々’(こちら)に大いに関係する国家間の経済協力の強化を目指すアジア・太平洋諸国で結成した国際機構もすでにあります。
1989年発足の「エイペック(APEC)」(Asia-Pacific Economic Cooperationの略称で「アジア太平洋経済協力機構」)がそれで、大国・小国・先進国・新興国加盟の乗り合いバスのような国際組織なのでフットワーク軽く有効に機能しているかと言うといささか疑問です。
a0212807_20442935.pngエイペック(APEC)の構成メンバーは、アジアと太平洋地域にある21ヶ国で、人口規模は、世界人口の41.4%、GDP(国内総生産)では57.8%、貿易額の47%を占める世界最大の経済圏ながらアメリカ・中国・ロシア・日本が、加盟しているのでエイペックを構成する各国の利害・利権が、真っ向から対立するなど‘同床異夢’で、ただ同じ船に乗り合わせただけという呉越同舟の現況です。
貿易自由化の実現を目指す「FTA(Free Trade Agreement)自由貿易協定」は、現実的で自国内の権益や利権の対立などが、調整可能な二国間の自由貿易協定(FTA)なので条約を批准すれば、即時効力を発揮します。
各国とも自国の利益・権益ばかりを主張していますが、現実の世界はもはやマネー(巨額投資資金)もニュースa0212807_2045397.jpg(情報)も、世界同時にリアル・タイムで動いています。
私のような福岡市郊外の山裾に暮らす小市民でさえインターネットのニュースで世界同時のビッグ・ニュースを知り、世界経済の動きも日中のアジア各市場、夕方のEU市場と続き、深夜のシカゴ・ニューヨーク市場を見て寝ます。
しかしながら現実の世界は、国家・国境に縛られた多くの人々が、汚らわしい支配者たちの煽る偏狭な民族ナショナリズムや排他的な宗教の原理主義に抑圧されて、若者たちは、戦争に徴兵されて‘憎悪が憎悪を生む不幸の連鎖’に苦しんでいます。
a0212807_2047385.jpg世界に蔓延する人類の不幸を少しずつ打破していくために、日本が再び江戸時代のような鎖国をするならいざ知らず私たちが、未来志向で生きて行くならば、当面日本に悪意をもつ三、四の隣国とはしばらく距離を置いて、アジアの友好各国とFTA(自由貿易協定)を包括する「EPA(Economic Partnership Agreement)経済連携協定」条約を早急に批准し2015年誕生の「東南アジア経済共同体」に備えなければなりません
FTAは、加盟する国(や地域)との貿易で課税される関税や企業活動の規制を相互に撤廃し「商品やサービスの流通を自由に行えるようにする」ための条約ですが、EPA(経済連携協定)では、さらに連携を強化し、物流のみならず人の移動・知的財産の保護・投資・競争原理ルールなどさまざまな分野で幅広い相互協力と国家間の連携を行います。
わが国は、国家の持病ともいえる問題先送り病で「TPP」を平成の黒船だの平成の開国だのとカラ騒ぎし、尊農a0212807_20481413.jpg攘夷団体は、省益を守ろうとする農林水産省とタッグを組みWTOのウルグアイラウンド(1986)・ドーハラウンド(2001)と関税自由化反対運動を展開、その度に政治的決着で獲得した巨額の農業予算を農協経由で全国にバラ撒き、農業用飛行場や稼働しない農業施設を建設、国民の血税を湯水のように浪費しました。                          (上写真:ベトナムの陶器 安南染付)
1986年のウルグアイラウンドから34年、2001年のドーハラウンドから12年‥さらに疲弊していく日本農業とますます低下していくわが国の食料自給率の責任を一体どこのダレが、とるのでしょうか?
これが、戦後農政の国策であった以上これまでの責任は、すべて主権者の日本国民ひとり一人にあると言わざるを得ません。                            (下写真:九州ロマンチック街道 棚田から)
a0212807_2112041.jpg
日本農業が、抱える現在の「食と農」の問題や食料自給のこと(こちら)については、これからも‘消費者の一人’として拙ブロクに意見具申(提言)していきたいと思います。
by blues_rock | 2013-12-17 00:37 | 経済/政治/世界 | Comments(0)